■「地球が滅亡しようとも、最後に生き残るのは我々だ。」と
威張っている魚はだーれ?
●答えは さば でした。
●とてもお暇で、意味不明の人は「はいつ」までメール下さい。
このメールに返信で届きます。
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【1】今回の発信
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「天井バナナ」
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こんな話を知ってますか?
お猿の実験の話です。
ちょっと複雑な話なんです。
うまく説明できるかなあ・・。
僕の表現力ではおぼつかないので、ここは、ひとつ、みなさんの納
得力に期待します。
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おりの中に3匹の猿がはいっています。
天井からおいしそうなバナナがつるされています。
見つけた1匹がぴょんと飛びつきました。
とたんに。
「パパンッパンパンッ!」
ものすごい破裂音がしました。バクチクです。
3匹ともびっくりです。
頭を抱えて走り回り、まさしくパニック状態です。
そんな経験を何度もくり返し、彼らは学びました。
「天井からつるされたバナナには手を出してはいけない。」と・・。
彼らはバナナに飛びつかなくなりました。
実験者はバクチクの装置をはずします。
もちろん、猿たちには内緒です。
けれども、何も知らない猿たちは、やはり天井バナナを無視してい
ます。
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で、実験者は3匹の猿のうち1匹をおりから出します。
そして、あらたに1匹の猿をおりに入れました。
つまり、猿の入れ替えですね。
わかりやすいように、新入りの猿には赤い帽子をかぶってもらいま
す。
赤い帽子の新入り君は、さっそく天井バナナに飛びつこうとします。
すると、先輩達が必死になってとめるんです。
「だめだっ!やめろっ!」
何がなんだかわからない赤帽子は、とまどいます。
けれども、そのけんまくに押されて、先輩達の指示に従います。
「よくわからないけど、とにかく、あのバナナにさわっちゃいけないんだな。」
やはり、誰も天井バナナには飛びつきません。
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実験者は、青い帽子の猿をつれてきて、2度目の猿の入れ替えをし
ます。
おりの中は
先輩、赤帽子、青帽子の3匹になりました。
青帽子はさっそく天井バナナに目をつけます。
先輩は、もちろん止めに入ります。
「だめだっ!やめろっ!」
青帽子もかつての赤帽子のように、その指示に従います。
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実験者は、白い帽子の猿をつれてきて、3度目の猿の入れ替えをし
ます。
おりの中は
赤帽子、青帽子、白帽子の3匹になりました。
つまり、あのバクチクのことを知っている猿は1匹もいないのです。
新入りの白帽子君は天井バナナに目をつけます。
すると・・・。
どうなると思いますか?
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そうです。
何も知らないはずの赤帽子と青帽子が必死で白帽子をとめるのです。
結局、何がなんだかわからない白帽子も天井バナナを無視するよう
になります。
おりの中の誰一人として、そのわけを知らないにもかかわらずに、
天井バナナのタブーが成立したわけです。
しかも、バクチクなしで・・・。
しかし、猿たちは、「慣習」をこえた「しきたり」として天井バナ
ナのことを伝えていくのです。
何度メンバーを入れ替えても、猿たちは同じ行動をくり返します。
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僕は、センセとしてたくさんの子ども達に帽子をかぶせてきた気が
します。
そして、お父ちゃんとしての今も・・。
・・・。
「お父ちゃん。
今、帽子かぶせようとしたでしょ?」
という娘の言葉を聞いて確信しました。
天井バナナの話は、親子ともにお得であります。
ではでは、また次回。