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【0】ちょっと。
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あいかわらず、パソコンがいけません。

「A」と押すと「AAAAAAA」と表示されちゃうのは、テクニックで
カバーできるようになりました。

でも、立ち上げ時に「ウインドウズの旗」で止まってしまうのは、
どうにもカバーできません。

今日は出るかな、デスクトップ。

そんな、スリリングな毎日です。

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【1】今日の発信:「万七、清吉、そして平次」
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「三ノ輪の万七」親分は、早耳である。

いわゆる情報通だ。

主人公「銭形平次」親分より、一足早く現場に駆けつけていること
だって珍しくはない。

そして、こう言う。

「おうおう、銭形の。
 おせえじゃないか。
 ここは、この万七様に仕切らせてもらうぜ。(にやり)」

万七様は、かように傲慢(ごうまん)でもあるのだ。

その上、疑い深く、早とちりでもある。

ろくに調べもせずに、島帰りの男を犯人扱いし、たんかを切る。

「やかましいやいっ。
 てめえに決まってんだ。
 一度やったヤツは、2度やると相場が決まってるんでえ。
 つべこべ言うんじゃねえ。
 とにかく番屋だ。
 うひひひ、白状させてやるぜ。」

で、びっしびし厳しい取り調べをする。

もうめちゃくちゃだ。

でも、ご本人、いたってまじめ、使命感にあふれている。

これが、十手を預かる岡っ引きの勤め。
大江戸の皆のためだと信じ切っているわけだ。

で、尊敬されてると信じている。

まあ、いわゆる「始末が悪い」パターンだ。

この万七さん。

「親分」といわれるくらいだから、「子分」がいる。

名を「清吉」という。

清吉は、こんな親分を疑うこともなく、へこへこついて回る。

手となり足となり、動き回る。

そして、うっぷんばらしのためか、町人相手に、いばる、いばる。

十手をちらつかせ、これでもかってほど、いばる。

まあ、結局、ドラマの中では、平次親分が出てきて事件を解決して
くれる。
だから、安心して、万七親分と清吉を楽しめるのだ。
 

で・・。

僕はわかった。

遅ればせながらわかった。
 

アメリカは、世界を相手に100%の「万七」を演じきってる。

アメリカ人ではないですよ。

アメリカという体制が「万七」なのだ。
 

もちろん、「清吉」もいる。

日本の選択した道、そのものだ。

そして。

とても残念なことだけど・・。

平次がいない。

平次が出てこない捕物帖(とりものちょう)。

これが「国際情勢」だ。

危ないなあ・・・。
 
 

正義なんてものは、あやふやなものだと思う。

政治とか、宗教とか、そんなのも、僕にはよくわからない。

でも。

わかることもある。

ほんの少し前まで、イラクは「観光に行ける国」だったってことだ。

そして、日本は、命までを「自己責任の代償だ」と言うような国で
はなかったということだ。

そして。

僕は、その国の一員だ。
 
 

娘が言った。

「なぜ、戦争するのん?」

僕は、子ども達にまっすぐに答えられないことをしている。

僕個人の意志がどうであれ、僕が住む日本は、そういう国になろうと
している。

「平次親分」は、国や体制ではない。

子どもへ顔向けの出来ること・・。

そうしようとするその想い、そのものが平次親分なのだろう。

平次の顔を持つ、おとうちゃんになりたい。

僕は、そう思う。

ではでは。



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