はいつ様

  はじめまして。
  鹿児島在住の「ナツ」と言います。

  体罰についてのお話し、興味深く読まさせていただきました。
  このお話しを読みながら、自分もはいつさんの心情に似たものを感じた事を
  思い出しました。

  私は26歳で、3歳の子供(男の子)が一人います。
  最近よくしゃべるようになってきたせいか、自我がより強く芽生えてきたからか、
  言うことを聞かず、手を焼かされるときが度々あります。
  そんな折、いくら注意しても椅子の上から飛び降りるのをやめず、ついほっぺたを
  強くひねってしまったことがありました。
  ひどくびっくりした様子で、15分ほど泣きつづけていました。

  はいつさんも文中で書かれていましたが、私は泣く子供の姿を目にするべく、その
  行為をしたのかもしれません。
  愛情でなかったのは確かです。
  それは衝動的で、子供に対する親の力の証明の為だったのです。
  その時は私も感情的になっていましたので、さしたる罪悪感も感じませんでした。

  後日、子供を叱ったときに、ついついまた手を出してしまいそうになりました。
  その時の子供の顔を、私は一生忘れられないと思います。
  体を硬直して怯えていて、その目はひどく私を怖がっていました。
  その目で見られたとき、私は自分自身がとても惨めに感じ、子供をずっと抱きしめる
  ことしかできませんでした。
  
  自分が守るべき子供に畏怖の対象として見られることは、親のあるべき姿ではありません。
  
  私は親になってまだ3年です。
  失敗ばかりです。
  自分がなりたかった親には、まだまだです。

  子育ては親育て

  一緒に成長していきたいと思います。

  
  はいつさんの今回のお話しは、自分にとってすごくタイムリーで、自分自身が奢らないためにも、
  こうしてお便りさせていただきました。

  「たの歴」も併せまして、今後も楽しみにしております。
  
  気候の変わり目でもありますので、体調にお気をつけください。

  失礼いたします。



目次