殴られたことは2回あります。
小学生のとき私のしつこい言い訳に先生が怒ったのです。
もう一度は高校のクラブで何度も試合で初歩的なミスをしたときです。
どちらも先生は叱っているというよりも怒っているという感じでした。
本当に腹が立って腹が立って思わず手が出たという感じであったように思います。
私は「本当に怒ってはる」と震えました。
二人の先生に共通しているのは日頃色んな話を聞いてくださるということでした。
私の大好きな先生です。今でも年賀状のやり取りが続いているのはこの二人の先生です。
大好きな先生に本気で殴られたというのは非常なショックであるとともに
そこまで先生を追い込んだ自分の行動も考えるようになりました。
体罰を容認すべきではないという意見はわかります。
新聞沙汰になるような体罰は大抵後に怪我や後遺症まで残るようなものが多く
私も決して容認できません。
ただ体罰全面禁止ということになるとどうかとも思います。
単に自分の古き良き思い出にひたる感傷的な意見かもしれませんが・・・
私は日頃の生徒、先生、家庭の信頼関係がどのような状態であるかが大きいと思います。
「あの先生が殴らはってんから、よっぽどお前が悪かったんだろう」
このように親からも言われました。
私が殴られたのは指導の一環としての体罰を先生が選択して殴ったのではなく
一人の人間が本気で私に腹を立てて殴ったのだと思います。
そして今私は私に対して本気になってくれた先生が今でも大好きです。