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■■■■■ おはなし集「ぽとり」【想い編】■■■■■
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          【発行者 はいつ でこ】
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●「ぽとり」は2部形式で1週間交代に発信します。
 1部が、創作短編童話などの【おはなし編】。
 2部が、おはなしにまつわる【想い編】です。
 もし、ご感想など頂けたら2部で紹介させていただきます。
 今回は【想い編】です。

■目次■
【1】今回の発信(17【想い編「アリとキリギリスの歌」】)
【2】ご感想ありがとうございました。
【3】メールお待ちしています。
【4】僕がやってること
【5】「友好誌」や「いとこサイト」です。見てくださいね。
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【1】今回の発信
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■前回お読みいただいた「アリとキリギリスの歌」に対する想い
 編です。
 バックナンバーはこちらです。↓
 http://village.infoweb.ne.jp/~fwkh8072/mini/
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「アリとキリギリスの歌」を読んでいただき、ありがとうございま
した。

このお話、もちろん、イソップ物語が下敷きです。
 

「キリギリスってなまけ者なのかなあ。」

そう思ったことが、このおはなし創りのきっかけです。
 

冬に備えて、懸命に働くアリ。

その横で、のんきに歌うキリギリス。

イソップは、キリギリスをいましめます。

「怠け者は後悔するよ。」って。
 

子どもの頃の僕には、そこが、どうにも受け入れにくかったんです。

「アリってひどいよね。」と言う単純な思いでした。
 

父親になった僕は、我が子に考えて欲しいなと思いました。

ひたいに汗しながら働くこと。

のんきに歌をくちずさむこと。

そこに、上下はあるのかな?
もっと言えば、善悪はあるのかな?

子ども達にそれを考えて欲しかったんです。

自然という大きな枠組みは、その両者の支え合いによって成り立っ
ているのではないかな?

今の僕は、そんなふうに考えてもいます。
 
 

僕自身は「働き者」ではありません。

だから、同類の仲間に出会うと、嬉しくなります。

握手したくなります。

でも、そうではない場合もあります。

がぜん、働き者でない者が許せなくなる時があります。

それは、自分が懸命に働いている時です。
 

そんな僕だからこそ、このお話ができあがったのだと思います。
 

どうも、ありがとうございました。

次回も、よろしければ、おつき合い下さい。

ではでは。
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【2】ご感想、ありがとうございました。
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■メール頂きました。ありがとうございました。

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(1)「アリとキリギリスの歌」について
         佐々木さんから
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はいつさん、こんにちは。
初めてお便りします。
今回のお話、深く考えさせられました。
特に最後のアリ達が「キリギリスの家に行こう」と言い合う場面
には失いつつあるつながりを見た気がしました。
これからも、表面的でなく心の中にまで入ってくるよなお話をお書
き下さい。
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(2)「アリとキリギリスの歌」について
         くいなさんから
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「ありときりぎりす」幼い頃聞かされて、きりぎりすって
なまけものだなあ。って、ずーっと思っていました。
アリは働き者で、きりぎりすはなまけもの。働かないと
こんなめに合うんだ。って思っていました。
だけど、はいつさんのお話を読んで、ほんとのやさしさとは?
考えさせられました。
いつも読後、あたたかいもので満たされます。
ありがとうございました。
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