はいつでこ様

こんばんは、ご無沙汰を致しております。網野です。

ゆきちゃんの「アマゾネス・ゾーン」

これってポジティブ(アファーマティブ)・アクションですね。
日本語では「積極的差別是正措置」と訳していますが。
それを考えて実行してしまうのが、すごいですねー。
「小学生ながら」か「小学生だから」なのかは解りませんが。
しかも学級会の賛成と反対の意見が大人の議論と同じ構図。

もっとも死刑と同じで常にその存否が議論されている制度ですが。

「合理的差別というものがあっても公正であれば公平である」という
この制度の論理は昨今はジェンダーフリーの勢いに押されて
弱まっているようにも思えますが、しかし、その役割は決して
小さくないように思えます。もっとも、よっぽど自由競争が
好きなのか(自由競争の本家たるアメリカですら取り入れた)
この制度は日本では今だ取り入れられていませんが(たぶん)。

もっとも取り入れられない理由は、

> 「ちょっと、待ってよ。
>  それじゃあ、男子に不利じゃんか。不公平だよ。」
> 「そうだよ。ルールは公平じゃなきゃいけないよな。」

という一見もっともな理論を言いつつ心の底の本音は、まさしく

> ただ、ゆきちゃんが、そして女の子の集団が、何らかの方策を持っ
> て、大げさに言えば「ある体制」を打破しようとしたという事実

を実際の社会に起こされたくない大人たち、まさに「健ちゃん」より
ずっっっと物分りの悪い偏狭な大人たちが結構いるのではないか?
なんていう気もしなくはないのですが。ひょっとすると僕も含めて。
(ちなみにいろんなレディースプランってずるいと思うのは僕だけですか?)



     表紙