━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■「A子ちゃんの決断を読んで」 -たまこさん-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
A子ちゃんの決断を読んで、胸がしめつけられるようでした。

もう、10年も前になりますが、押さえきれない、指導しきれない
男の子がいて、その子にいじめられていたKさんを、私は、救うこ
とができませんでした。
どんなにか、Kさんの親も悩み、不満もたくさんで、どこへどうぶ
つけていいのかわからない状態だったと思います。

なんど話し合っても、同じ事の繰り返し。
いじめをする子の親も説得できず、力のなさを痛感していました。
私自身も、その男の子を含め、数人に、毎日ばか、あほ、きえろ、
などの暴言を吐かれ、なぜ、この子たちのために毎日嫌な思いをし
ないといけないのか?とやめたい毎日でした。

しかし、いじめられていたKさんは、それ以上につらい思いをして
いたことと思います。

一人では、とても教室が成り立たず、障担の先生、介助の先生など
つねに、2,3人に入ってもらっていました。

気長になんかみていられませんよね。

今、振り返っても、どうしたらいいかはっきりとはいえません。
いじめる子の心にもきっとなにかがあるのだろうとは思いますが、
10年たった今、どんなことがあっても、つらい立場、いじめら
れている子を救うために、毅然と立ち向かいたいと思います。

今は、落ち着いた学校で、そんなにひどいことはない毎日を過ごし
ています。

Aさんの勇気、家族の支えに、教師のあり方を考えさせられます。

たまこ

(了)



表紙へ      メール