■目次
【0】お知らせ
【1】メールありがとうございました。
【2】今を歴史で読むコラム【いま歴】
「自衛隊派遣」問題に迫る!!
【3】メールお待ちしています。
【4】僕がやってるその他のメルマガ
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【0】お知らせ
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●僕は(株)現代教育新聞社の【子育て川柳】の選者をさせて
もらっています。
親子や学級、PTAなどで川柳作りをしませんか?
作品やご感想お待ちしています。
このメルマガに返信で送ってね。
●今回のお題は【冬休み】です。
●参考作品:
「成績で せちがらくなり パパサンタ」<Mr.White (46)>
●お時間がありましたら、下記のHPをご覧下さいね。
http://www.gks.co.jp/y_2001/community/senryu/senryu.html
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【1】メール、ありがとうございました。
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■メール頂きました。ありがとうございました。
掲載不可のお申し出がなかったメールをご紹介させてもらいます!
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(1)前回の「カマフェスト(1)」の発信について、
*suzu*さんから。
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こんばんわ。初めまして。
今回初めてメルマガが来ました。私は今、受験生の15歳です。
まぁあんまり自覚がないのですが、今から頑張っていくつもりです。
メルマガを読ませていただいて、気軽に読めて、
すぅ〜っと頭に入っていきそうなのでこれからも、
是非読ませていただきたいなぁと思いました。
これからも頑張って下さい。
*suzu* 15歳 女 学生
■はいつから:
「すぅーっと頭に入りそう」なんて言われてうれしいです。
かみさんなんて「すぅーっと頭から抜ける」って言い放ってます。
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(2)前回の「カマフェスト(1)」の発信について、
誤字を知らせてくれました。 宮城のしげさんから。
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民主党の「かん」さんは竹冠の管≠ナなく、草冠の菅≠ナは?
今朝の読売新聞にも「菅代表」と草冠の菅≠ナ記事が載ってまし
た。
■はいつから:
かたじけないっ、助かりました!
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(3)「カマフェスト(1)」に関連して、
歴史の解釈を送ってくれました。
「いけくん」さんから。
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聖徳太子の時期にようやく官僚体制(憲法)と、
中央集権制度(冠位)にも、きっかけとなったのですが、
それ以前は、豪族集団の代表名義人が天皇家というイメージです。
(ですから象徴天皇制はかなり古代に始まっています。)
蘇我氏は議長格という感じでしょうか。
現代のアフガニスタン暫定政府の雰囲気が近そうです。
(アメリカが戦後日本政策のコピーをするためか、
象徴的に昔の王を呼ぼうとしましたね。
もっとも、その王がアフガン内戦の原因ですが。)
■はいつから:
「小沢一郎さん」や「族議員」まで飛び出す「いけくん解釈」。
この続きは下記で。
http://village.infoweb.ne.jp/~fwkh8072/deko/his/iken/18.htm
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(4)「カマフェスト(1)」の発信について。
「N-Katsu」さんから。
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はじめまして。
本日より「はいつでこ」さんのメールマガジンを購読します、
N-katsuです。
私は歴史が好きなので漠然とこのメールマガジンに登録した者です。
今日はじめて拝読してみて、
「これはとても面白い、またわかりやすい」
という感想を持ちました。
私には高1と小学校6年生の子供がいるのですが、小学校のほうの
歴史の教科書に大化の改新のことがざっと記述してありました。
はいつさん(でいいのでしょうか)のおっしゃるように中臣鎌足さ
んが後の藤原のうんぬんという記述だったので、てっきりその後の
権力を私したのだと思い込んでおりました。
今回真実がわかりました、ありがとうございます。
それでは次回配信楽しみにしております。
■はいつから:
N-Katsuさんは下記のお店の店主さんです。
こだわりの食材にご注目↓
●楽園店主 「食」「酒」「歌」
http://www.geocities.jp/raku259/
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(5)「カマフェスト(1)」の発信について。
「ノン」ちゃんから。
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お早うございます。
先日の11/28版?を初めて拝読いたしました。
せっかくの配信から大分経ってしまってから、今発見・・とにかく
楽しいです。
歴史教科書の読み方も大昔に気付いていれば、もっと好きになって
いたかも?
次回も楽しみにしております。
ノンちゃん 主婦 50歳代(なりたて)
■はいつから:
「50才代なりたて」ってのはいいですねえ・・。
僕は「40代なれのはて」です。
(このメールは発信からちょうど1週間後に頂きました。)
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【2】「今」を歴史で読むコラム【いま歴】
(第1話)「1977・トラウマ」
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小泉首相がイラクに自衛隊を派遣するかどうか?
「おそらく派遣するだろう。」と現時点(2003年12月5日)
では言われている。
というか、ほとんどのマスコミがそう言っている。
「世界の30カ国以上が参加している復興支援に、日本だけが
『知らん顔』をしてもいいのか?」
小泉首相は、そう語っている。
でも、現在の国連加盟国だけでも190カ国以上あるのだから、
本当は・・・。
「世界の160カ国以上が参加していない復興支援に、日本が
『知ったかぶりの顔』をしてもいいのか?」
の方がより正しそうだ。
まあ、それはともかくとして・・。
今回は、この件に関して考えてみます。
小泉首相を支えるものは、国民の人気である。
いわば「大衆に肩車されている総理」なのだ。
では、その大衆は何と言っているか・・。
今回の件に関して、世論調査は圧倒的に「派遣反対」を示している。
だから、普通に考えれば、「派遣しない」選択をしそうなものである。
でも、小泉さんは「派遣する方向」で動いている。
今まで、決してやろうとしなかった「大衆に背を向けるという行動」
をとってまで、派遣にこだわっているようにも見える。
いったい彼を突き動かしているものは何なのか?
今回の「いま歴」のテーマはこれである。
結論を言おう。
それは、おそらく彼自身も気づいていないトラウマだと思う。
人間の行動の中でも、特に「ある選択」を決定する重要な因子の1
つはトラウマなのだ。
例えば、阪神大震災を経験している僕の知り合いは、いまだに工事
現場の側を通れないそうだ。
工事現場の「揺れや音」に、あの恐怖の体験を思い出してしまう・・。
それゆえ、地震ではないとわかっていながらも、ついつい体が硬直
してしまうと言うのだ。
だから、彼は、たとえ遠回りになっても、工事のない道を選択する。
トラウマ・・・。
僕なりに解釈するなら、
「日常の連続性を破壊するような事件に出会った体験が及ぼす影響」。
(作者注:ちなみに「トラウマ」という言葉を知らなかった僕の娘
は「リスザル」から推測して「虎のような馬」だと思っていた。
賢明な読み手さんなら、その娘が「リストラ」をどう思っていた
かも簡単に想像できることだろう。)
小泉さんのトラウマは「1977・トラウマ」なのだ。
1977年・・・。
当時、小泉さんは時の総理大臣「福田赳夫」さんを師匠とする若手
の国会議員だった。
政治家5年目、義務教育で言えば、まだ小学生。
議員になる前は福田さんの秘書をしながら政治を学び、後に仲人ま
でしてもらっている。
いわば、福田さんは、最高権力を手にした「育ての親」なのだ。
逆に福田さんからみれば、政治家「小泉純一郎」は、伸び盛りの
「育ての子」だ。
わかりやすく言えば、「ヘイヘイホー」北島三郎さんと、
「みちのく一人旅」山本穣二さんの関係だ。
しまった・・。
かえってわかりにくくなってしまったかも知れない。
まあ、いいや。
とにかく、その1977年・・・。
総理の座を手にし絶頂期にあった「福田のおやじ」をある激震が
襲った。
いったい何が・・・?
それは世に言う「ダッカ事件」である。
僕ぐらいの年齢の方なら記憶にあるんじゃないかなあ・・。
日本赤軍による航空機ハイジャック事件です。
ハイジャック犯は、乗客を人質に取り、こう要求した。
「日本政府が拘束している我々の仲間を釈放しろ!」
(作者注:
今回のイラク問題の発端がハイジャック自爆テロだったことを考
えると、何とも因縁めいてるなあ・・。)
日本政府をおそった大激震・大衝撃である。
さあ、どうする総理・・?
日本国民の目が「福田のおやじ」に注がれた。
もちろん、政治家・純一郎も、じっとおやじを見つめた。
どうするおやじ・・・?
そして、おやじはこう言った・・・。
「人命は地球より重い。」
今なら流行語大賞いただきだろうと思われる、この言葉を語った。
福田総理は、乗客の命を救うために犯人の要求を受け入れたのだ。
「国民の命こそ、総理が守るべきものだ。」
彼はそう決断した。
この決断について、国内はともかく、国際世論は怒りを隠さなかっ
た。
そう、現在でもよく使われる言葉・・。
「日本政府はテロに屈した。」と大合唱したのだ。
結局、おやじは志半ばで退陣することになり、総理のイスを追われた。
これだけでも、純一郎にとって大きなショックだったに違いない。
「国民の命を守ったおやじが、なぜ・・・?」
でも、純一郎をとりまく歴史はこれだけで終わらなかった。
福田総理が置き土産として、1977年に、戦争やテロに対する
「有事法制の研究」を政府の「正式な研究」としたのだ。
「正式な研究」と言うからには、それ以前に「正式でない研究」が
あったはずだ。
はい。
それは、ありました。
「正式でない研究」は10年以上も前から続けられていた。
そして、なんと、その研究を始めた人・・。
それが、すでに亡き人となっていた実のおやじ、元防衛庁長官
「小泉純也」さん、その人だったのだ。
いわば、ようやく実のおやじの研究が認められたというわけです。
「育てのおやじ」の失脚と「実のおやじ」の復権がハイジャックテ
ロを介し、からまってくる因縁の糸。
しかし、その糸はさらにからみつく。
これまた、なんと・・・。
この1977年に、あの「横田めぐみ」さん達を襲う「拉致テロ」
が起きたのだ。
この年から、拉致はくり返されていく。
歴史はちょうど2まわりし、2001年、純一郎は日本国総理にな
る。
「ハイジャック」「テロ」「有事法制」「拉致」「国内世論」
「国際世論」・・・。
総理となった彼は様々な問題に直面することになる。
しかし、これらの問題は、彼にとって、どこかで見た風景・・。
いわゆる「デジャブ」だった。
それらすべての原点は「1977年」という、たった1年間に凝縮
されていたのだ。
「1977・トラウマ」・・・。
それは、小泉さんにからみついた因縁の歴史が産み出したものなの
だ。
「テロに屈しない」とくり返す総理。
僕は思う・・・。
彼がどんな決断をしようとも、その決断は「1977」の呪縛から
脱することはできないだろう。
「へえー。あなた、けっこう、すごいじゃない。
内容はともかく、こんな文章も書けるのね。」
これが最後まで読んだ かみさんの感想だ・・・。
うーん・・。
「内容はともかく」・・だって・・。
実に気になる言葉だなあ。
僕のトラウマになるぞ、こりゃあ・・・。
ではでは。
(了)
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