■目次
【0】お知らせ
【1】「今」と歴史をからめるコラム『中学生のための【いま歴】』
*「大量破壊兵器」でゆれる現代社会。
* 核の原理を探ります。
【タイトル】「ごめんね。」
【2】メールありがとうございました。
【3】僕がやってるメルマガ
*今回の紹介「おなはし・ぽとり」から
【4】メールお待ちしています。
【5】友好誌です。見てね。
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【0】お知らせ
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●アインシュタインの「相対性理論」をテーマに、"いとこサイト"
「ぶんぶん館」の館主「JUNKO」さんと対談しました。
相対性理論を日常で語ろうって試みです。
相対論の楽しさを知る意味で、とても実りのある対談であった気
がします。
相対論を知るチャンスかも。
30日の発行のメルマガ「ぶんぶん便」に掲載される予定です。
見てねー。
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子育てという日常をいかに楽しみ、いかに「いきぬき」させて
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【1】中学生のための【いま歴】-「今」を歴史で読むコラム-
(第5話)「ごめんね。」
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「大量破壊兵器」。
最近の戦争におけるキーワードだ。
「イラクが大量破壊兵器を隠し持っているから戦争だ。」
ってのが、アメリカの言い分だった。
けどさ。
戦争という行為そのものが「大量破壊」なんだから、なんとも
矛盾した話だと僕は思う。
で。
その大量破壊兵器。
やはり「核兵器」がその代表格だ。
中学校の歴史教科書には、こんな感じで書かれている。
***********************************************
アメリカは、
1945年8月6日広島に、8月9日長崎に、合計2個の
原子爆弾を投下した。
***********************************************
僕は、この表現は、ちょっとなあ・・。と思ってる。
食堂に行って、
「めん類、2杯ね。」
って注文した感じがするからだ。
めん類と言ったって、「そば」かもしれないし、「うどん」かもし
れない。
「そば」と「うどん」は、まったく別のものだ。
両方とも、粉をこねて作る料理だけど、原料が違うもんね。
原料が「そば粉」か「うどん粉」かは、とても大切なことだ。
「そば粉」から「うどん」は作れないもんね。
広島に落とされた原爆と、長崎の原爆もまったく別の爆弾だった
んだ。
原理はにているけど、原料が違う。
広島型は、原料にウランという物質を使っている。
長崎型は、プルトニウムという物質を使っている。
つまり、まったく別物なのだ。
日本は「2個の原爆」を体験したのではない。
「2種類の原爆」を体験したんだ。
原爆だよ。原爆。めん類とはわけが違う。
じゃあ、アメリカは、なぜ2種類の原爆を使用したのか。
僕は、絶対に実験だったと思う。
2種類のどちらが有効か。
つまり、より安く、(爆撃側に)安全に、便利に、たくさんの人を
殺せるかって比較実験だったと。
ひどい話だと思うよ、まったく。
いや、これ、アメリカがひどいってわけじゃない。
戦争そのものが、そういう残酷さによって成り立つものだってこと
だ。
実験結果。
その後、世界で作られていくのは長崎型、つまりプルトニウム原爆
になっていった。
最大のポイントは小型軽量だったってこと。
プルトニウム型は携帯に便利なんだ。
もちろん、携帯電話のように人間が持つんじゃない。
ミサイルが持つんだ。
ミサイルにとってウラン型は、でかくて重い。
運ぶのが大変。
でも、プルトニウム型なら、小さくて軽い。
だから世界のどこにでも運べる。
これによって、世界のすべてが原爆の標的となったんだ。
さらに。
1952年。広島から7年後。
アメリカは「水爆」を完成させちゃう。
広島型と長崎型は、原理は似ているけど、原料が違っていた。
でも、水爆と原爆は、原理からして、まったく違う。
原爆は、どんどん分裂していく核分裂のエネルギーを利用している。
逆に水爆は、くっついていく核融合(ゆうごう)を利用している。
そして、水爆は原爆の1000倍以上の破壊力があったんだ。
わずか、7年で1000倍だ。
ところで。
水爆の原理となる核融合は、いわゆる日常の温度では起きない。
超高温が必要となるんだ。
じゃないと、水爆は爆発しない。
では、どうするか。
研究者はおそるべきことを考え出した。
なんと水爆を爆発させるために、原爆を使うという方法だ。
原爆の爆発によって起きる熱を利用しようってこと。
つまり、あの恐るべき原爆が、水爆の起爆剤にされちゃったんだ。
水爆は、原爆を「前座」に押しやるほどの威力だったんだ。
前座にされた原爆。
こうなると、原爆が、最終兵器ではない感じになってくる。
こういう感覚が原爆を気軽に使える兵器にしてしまう恐れもある。
ぶるるっ。
それにしても。
なぜ、人間はこんなにも恐ろしい、馬鹿げた武器を作り上げてしま
ったのだろう。
その知識を、戦争をなくす方向に使えなかったのだろうか。
結局、智恵がなかったんだろう。
中学生のみなさん。
僕が今回発信したことも単なる知識です。
でも必要なものは智恵です。
知識を智恵にかえる学習をしてね。
それと。
核爆弾を作っちゃったのも、世界中にばらまいたのも、間違いなく、
僕ら大人です。
こんな智恵なし大人でごめんね。
反省してます。がんばります。
今日はギャグはなしよ。
ではでは。
(了)
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【2】メール、ありがとうございました。
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■メール頂きました。ありがとうございました。
掲載不可のお申し出がなかったメールをご紹介させてもらいます!
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(1)「頭に浮かんだ女性」の発信について、
「山もっと」さんから。
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はいつさん。
わかりましたよ。
はいつさんの頭に浮かんだ女性は○○○でしょ。
違いますか?
■はいつから:
ありがとうございました。
○○○の部分は、あたっているのであえて伏せ字にさせて頂きまし
た。
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(2)「頭に浮かんだ女性」の発信について
「えみ」さんから。
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えみです。
とても楽しいメルマガありがとうです
今回の答えは○○○じゃないですか?
■はいつから:
はい。○○○です。
でも、答えじゃないですよ。
推理ですよ。ごめんね。
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【3】僕がやってるメルマガ
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今回の紹介「おなはし・ぽとり」からの転載です。
お暇な方は見てね。
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「欲張りな犬と神さま」
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いちょうの葉がゆっくりと舞い落ちる黄色い季節のことでした。
肉をくわえた犬が橋の上にやってきました。
犬はじっと川をのぞきこみ、
「ワンワン!」とほえました。
ぽとり。
くわえていた肉が川へ落ちてしまいました。
犬は、しばらく川を見つめていましたが、やがて去って行きました。
その様子を見ていた町の人々は笑いました。
「わははは。
なんて、欲張りな犬なんだ。
川にうつった自分の姿を見て、
肉を奪い取ろうとしたにに違いない。」
「ああ、あの犬はずっと前から同じ失敗をくり返しているんだ。」
大人は子どもに言いました。
「何回も何回も同じ失敗をするのは、欲張りで、まぬけだからさ。
あの犬のようになってはいけないよ。
欲張りのまぬけは必ず損をするものなのよ。」
子どもたちは
「けっして、あの犬のようにはならないぞ。」
と心に決めました。
犬が去ってしまった後、橋の下で、ごそごそと音がしました。
それは、おじいさんのカメでした。
おじいさんカメはエサをとることもできないほど年老いていました。
おじいさんは上を向いて言いました。
「橋の上の神さま。
今日もお肉をありがとうございます。
神さまのおかげで、今年も冬が迎えられそうです。」
やがて、雪の舞う白い季節になりました。
たくさんの粉雪で背中を真っ白にした犬が、今日も橋の上にやって
きました。
「ワンワン。」
肉がぽとりと落ちました。
おわり。
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【4】メールお待ちしています。
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【6】友好誌です。見てね。
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(1)「たの歴」との姉妹誌提携準備中です。
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●「今日のいきぬき」:いまむらさん
(足裏マッサージのような「エッセイ」です。
お子さん産まれて、ますますいきぬき。)
http://www.est.hi-ho.ne.jp/imacha
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(2)「ぽとり」の友好誌です。
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●「WATASHI SEIKATSU」:渡辺さん
(落ち葉の息づかいがする「おはなし」に素敵な絵。
「1枚の絵本」がここにあります。)
http://homepage.broba.ws/ior
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(3)いとこサイトです。
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●「ぶんぶん館」:JUNKOさん
(糸電話のむこうから聞こえてくるような「コラム」。
そしてファンタジックリアルなイラスト。)
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