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【1】「八日目」-2001/01/18-
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メーリングリスト(メールによる意見交流の場)「教育広場」で話題になった映画
があります。
「八日目」というタイトルの洋画です。

どういういきさつで話題になったかを少し説明します。
実は「障害児教育」というテーマでの話から出てきたのです。

ところで、みなさんはダウン症という名前をご存じでしょうか?

先天的におこる異常症で、発達や成長の障害を起こすと言われています。
イギリスの内科医ダウンさんが初めて報告した症状で、その名をとってダウン症と
よばれているのです。
ダウン症の子ども達は「障害児学級」や「特殊教育」の場で教育を受けることが多
いです。

そのダウン症の俳優さんが主演する映画が「八日目」だったのですね。
誤解のないように繰り返しますが、「ダウン症」を演じる俳優さんではありません。
「ダウン症の俳優さん」が役を演じるのです。

その話を「教育広場」で聞いたとき、僕は正直に言うとこう思いました。
「ダウン症の俳優さん・・。そりゃ無理なんじゃないかなあ・・。」
僕にはそんな先入観があったんですね。

「でも、とにかく、一度見てみたいなあ・・。」
そして、昨日、ビデオを観たのです。

衝撃でした。
まさに衝撃です。

たった一本の映画なのに、僕は「障害とは?」という問いをもう一度問われました。
映画を見ているうちに、僕は僕自身をその出演者のうちに見たのです。
僕という役を演じてくれる役者さんがたくさん出演していた・・そう思えたのです。

あらゆる場面で、僕は顔を出しました。
そして、一緒に見ていた妻も同じ思いをしたようです。

「障害とは?」という問いは、実は「人生とは?」という問いと同義語ではないかと
思いました。

そして、その問いに対する僕の答えは「間違っていた」でした。
それは、充分に楽しめる、後味のいい映画だったからこそ感じられた答えでした。
内容については、まだ見ていない人のために、あえてふれませんね。

僕は、子供に見せたい、そう思いました。
いえ、必ず一緒に見ようと思います。

もし、すでに知っている方や、これから見る方がいれば、ぜひ、感想・ご意見教えて
ください。

補足:
ほんの一場面ですが「性」に関するシーンがあります。
家庭の方針によって、見せる年齢を配慮される場合もあるかもしれません。

(了)



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