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ベルマーク運動って何なのか?-1999/11/12-
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 PTA活動の一つとしてベルマーク運動に取り組んでいる学校は多いです。
子供達が集めたベルマークを学校設備品の購入に利用し、教育環境の整備にあてる。
そして、その購入金額の一割が、へき地、盲学校、海外の日本人学校など恵まれない環境の施設に援助されている。
たしかに、すばらしいシステムだと思います。
また、活動に携わる人々の精神はとても崇高です。

 しかし、僕は思うのです。
義務教育におけるベルマーク運動は、やはり間違っている
なぜ、ベルマーク活動というボランティアの形で教育環境を整えなければならないのでしょうか?
それは、当然、行政つまり我々の税金で行うべきです?
年度末に繰り返される道路工事、その一つを減らせば、かなりの教育備品が購入できるはず。

 もちろん高校以上の希望進学者たちが行うなら、それはすばらしい意義がある思う。
けれども、義務教育においてのベルマーク運動は「文部省の怠慢」を是認してしまうということになります。

PTAのすべきことは、学習環境の整備を求めることです。

 ちなみにベルマーク運動は昭和32年、へき地校の先生が教育環境の悪さを、ある新聞社に訴えたことから始まったそうです。
なぜ、一新聞社に訴えたのか?行政に訴えてもだめならば、当然、司法に訴えるべきではなかったのか?
そのような疑問も残ります。
当時の情勢からは最良の手段だったのかもしれないのですが、、。

いずれにしても、始まって40年以上の月日が流れました。
日本は高校生が携帯電話を持てるほど経済的に豊かになった。
そろそろ、PTAもベルマーク運動を考える時が来たと思います。



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