また学校現場に惨事が起きました。(2000年1月11日)
和歌山県かつらぎ町の中学校に男が乱入し、少年を切りつけたのです。
京都の小学生殺害時件につづく事件です。
僕はこれまでにも学校現場の安全に対する認識のなさをコラムで訴えてきました。
しかし、僕の想像を超える恐ろしい事件が続いて起きているのです。
そして、この種の事件の恐ろしいところは連鎖的に続く可能性があるということです。
この2つの事件は、両方とも放課後に起きています。
「さようなら」と先生と離れた後、起きているのです。
対策をすべての学校ですぐに立てるべきです。
保護者への下校時の迎えを奨励すること、これが絶対に第一です。
そして、集団下校の措置を考えることだと思います。
教育委員会も下校時にパトロールを組むなどの対処をすべきです。
考えても見て下さい、学校はほんの一握りの大人と比較にならないほどの多くの子どもがいるんです。
とうてい教職員だけでは守りきれないはずです。
その現実を早く認識して、地域に、社会に訴えるべきだと思うんです。
また、不安をあおるようで心苦しいのですが、放課後だけに目を奪われてはいけません。
昼休みが危ないです。
教職員は職員室にいます。
多くの子ども達は運動場にいるわけです。
ほとんどの学校では子どもの昼休みとすべて教員の昼休みが重なっている現状があります。
これを改めなければなりません。
緊急に校長裁量で教員の勤務時間体系を変えるべきです。
そして、昼休みの安全管理のシステムを組むべきです。
僕は断言できます。
すべての学校現場で非常ベルがなっているのです。
そのベルが聞こえない校長以下教職員は失格です。
連続的に事件が起きないように対処しなければなりません。
また皆さんの学校で安全管理の例がありましたらお知らせ下さい。
どうぞ、よろしくお願いします。
(了)
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