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■■■■■■【ゲストさんコラムその1】■■■■■■
・皆さんからいただいた教育に関するコラムです。
・教育の複眼づくりにご協力下さい。
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■本日のゲストさんは残日堂さんです。
 残日堂さんは元小学校の先生、愉快な視点で教育をとらえてくれます。
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【タイトル】「甲子園教育論」
【テーマ】愉快な教育論文
【筆者】残日堂さん
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「甲子園教育論(長文注意) BY残日堂さん」

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修学旅行担当教員のみなさんへ。
        
【舞台】阪神7連勝中の日曜日。阪神甲子園外野タイガース応援席。
           *あそこは還暦すぎのおじさんには過酷なとこです。
                     
【登場人物】ヤクルト側内野アルプススタンドに、黒制服集団の中学・高校の
修学旅行団体が 5校。整然と座った学生さんたちはいっせいに弁当。なるほど、
昼飯はスタンドというのは健康的でいい。

 学校と学校の境目の教師・添乗員らしい姿の張り込み姿が 涙ぐましい。  
(双眼鏡での観察による)        ご苦労、ご苦労。無事な旅を祈るぞ。

【教育評価】
●阪神甲子園を修学旅行のコースに選定する教師たちは正しい。  
 生徒たちに「*銭と権力で横暴な行為をしょうとしても そうはいかん」と
 いう大事な人間教育の場としているその姿に元教師はエールを送るぞ。
      *読売巨人ジャイアンツのことを指す(オコルナ・オコルナ)

●生徒たちに「タイガースファンになれば、人生を学ぶ“いきる力”がつく
 という教育もなかなかのものである。
     
●生徒の中には、タイガースメガホンを持っていたり、風船を飛ばすと
  いう準備のいい生徒たちもいて、日頃のきめ細かな指導ぶりが伺える。

●(職業野球に興味のない生徒さんにも)学生たちの席から見える西日のなかを
 乱舞する数万個の風船は 情操教育としても彼らに感動を与えるものである。
 金閣寺がなんぼのもんじゃ。
 他にあれほど美しいものはこの世に存在するだろうか。

 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 本論はここからだ ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

●あれれれれれれれれ、試合は 1対0で佳境に入る。星野さんが巧妙なる投球
 を続ける。  が、センセよ、なんちゅうことをするんか!!!!!!!!!!!!!!!!!!

  学生さんの集団は試合途中でスタンドから去っていくのだ。
あのなあ。どうせ宿舎に帰ったら、メシ食て、いくつか悶着を起こして寝るだけ
やろう。別に今(4時)から、大阪城にいくわけでもないだろが。
ほんなら、最後までおらさんかい。ワレ。

●最後までいて、我等が国歌「六甲おろし」を歌わんかい。
  え----!!! 入・卒業式で「君が代」を歌わして(歌わされて)いるのに。
『4万8000人-ヤクルトの100人』の大斉唱がどんなものか感受性豊かな少年
少女に聞かして上げたかった(涙)

  全日本の教師諸君、わかりましたか。  元教師は野球観戦をしながらも
日本の教育のあるべき姿について考察しているのでありました
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以上です。
阪神、昨日も勝ちました。
みなさんも楽しい連休をお過ごし下さい。
では、失礼します。

(了)
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【編集人一言】
先週の土曜日から体調を壊していたのです。
その時、1通のメールが届きました。
そして、そのメールには楽しい「教育論文」がついてきたのです。
それがこの「甲子園教育論」でした。

「笑って、元気になろう!」というメッセージだったのですね。

その論文には教育を楽しんでいる様子がにじんでいるのです。
いえ、人生を楽しんでいる様子が見えるのです。

今日はその原文をそのまま紹介しました。

あっ、僕には楽しいメッセージだったのですが、そうでない人もいるかも知れません。
特に○○ファンの人達には、、、。

そのような方にお願いです。どうぞ、目くじら立てずにお読み下さい。

もしかすると、多くの教育は目くじら立てなければうまくいくのかも知れないです。
そんなことを教えられました。
 



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