まずは、「書く」のが好き!、ということがあげられます。
好きなんですね、本当に。それと、人との交流も好きなもので、
日記を通して、気持ちが分かり合うということに、心の安らぎを覚えるし、
理屈抜きに、こころが幸せになるんです。
それと、私は、生徒達と教師の「出会い」を大切にしたいと思っています。
せっかく、出会ったんだから、自分の持っているものを全て出したい!
そのこころを保護者にも、ぜひ伝えたい!、との思いもあって、その
心が一つの形となって表れたのが、「学級通信」でした。
毎日、学級通信発行を自分に課してから、10数年が過ぎてますが、
新任1年目は、たったの4号で挫折しました。
その挫折が良かったですね、今、振り返ってみると。
毎日、とは言わなくても、少なくても「定期的」に発行するとなると、
それなりのリズム、自分にあった書式みたいなものが必要なんですね。
最初は、手書き、それと必ず自筆のイラストを描いて、といった具合に、学級通信
一枚に数時間かけてました。慣れるまでは、さすがに悲鳴をあげてました(笑)。
不思議なもので、人間、必ず「慣れる」んですね。その「時間」が当たり前になって
くるんです。定期的な発行が、慣れることにより、日刊となってしまいました
(笑)。
必ず、生徒達の「日記」を入れます。大体10人前後。
それと、担任とのしての「雑感」。これは、形式にこだわらず、自分という
人間を生徒、保護者に知っていただきたいから、素直に自分が思ったこと、
感じたことを書かせてもらってます。
生徒、保護者の反応は、おこがましい表現ですが、とてもいいです。
一つ、保護者のお便りを紹介しますね。
「・・・略・・・ 私は、学級通信がとても楽しみで、晃○が学校から帰って来るな
り、勝手にカバンをゴソゴソと・・・。学級通信を探しては読んでいます。
・・・略・・・今では、晃○も生活ノートを勝手に読んでも怒らず、だから
(載る予定の)○がついた日記が何時載るのかがとても楽しみです。
そして、先生のものに対しての考え方、捉え方に感心します。
総てを、自分に吸収され、また、それを生徒や私達親にしめされ、いつも考えさせ
られます。6/21の晃○の日記に、「雨は僕にとってやはりいやな存在!!」と書い
てあり、いつも、人間は自分にとって有利な方をついつい選びます。
その時の先生の返事は、「そういう時は水を欲しがっている植物達のことを思いな
さいね。」でした。
この事も晃○と話し合いました。
6/5のキュウリの身から葉っぱが出てた時も、我が家では、ダイオキシンなどで、地
球がへんになってきてるのかな?、と。
でも、先生は、「生きてるんだね.真剣に!
どんな原因でそうなったのか分からないけど、『生きている!』とのアピールですよ!」
と。
なんだか気持ちがあらわれた様でした。
先生の考え方ややさしさ、ものの捉え方をもっともっと親子で吸収し、成長して行きた
いと思っています。」
引用が長くなってしまいましたが、はいつさん、生徒達、保護者の皆さんと
こんな交流をしながら、教師をやっている僕って、やっぱりとってもとても幸せ者だ
と思います。
愛情を持って一生懸命にやれば、必ず伝わりますし、お互い、感動的に生きていける
んですね。
私の「実践」が誰かのプラスになれば、と思い、ちょっと長くなってしまいました
が、紹介させて頂きました。
(了)
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【5】編集人ひとこと
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「どんぐりひろい」に行きました。
何時間も、というか何日もどんぐりで遊ぶ子どもを見ていると、
おもちゃについて、いろいろと考えさせられました。