「うちの息子、TVゲームばっかりやっててね。全然、本読まないんだよ。」
僕の友達がそう言った。
「それでね、中学の進学祝いに、本でも読めって意味で図書券贈ったのさ。
漫画はだめだぞってつけ加えてね。」
僕も含め、世の親たちは、「読書」に対して憧れにも似た感情を抱いている。
我が子が1冊の本に熱中する姿には、思わず嬉しくなってしまう・・。
「そしたら、息子、喜んでねえ。早速、本屋へ直行さ。」
「ほう、で、どんな本を買って来たんだい?」と僕。
「おう、よくぞ聞いてくれた。
なんと息子のやつ、喜び勇んで、ゲームの攻略本を買ってきたのさ。
それからゲームにかじりつき。
俺の図書券、火に油を注いでしまったってわけさ。とほほ。」
いつの世も、親の裏をかくのが子どもの習性なのである。これもまた暖かし。
では、寄せられました教育川柳作品からのご紹介。
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【読書】「本読めと 言いつつ尻かく 我が親父」<SATOMI(16)>
「習慣に ならぬ悲しき 読書週間」<けんじ(38)>
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来月のお題は【12月】です。作品お待ちしてます。ではまた。