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■「3つの『もん』(1)」 -2000/05/02-
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僕は2人の子どもの親であり、保護者です。
最近の児童虐待などの報道を見ると、つくづく親と保護者は違うものだと感じます。

僕たちは子どもを授かった時に親になります。
しかし、それは保護者になったこととイコールではなさそうです。
あくまでも、育てるという意識がなければ保護者とはよべそうにありません。
そして、肝心なことは「いったい何から子どもを保護するのか?」ということだと考えています。

これは、各家庭において全く違った考えがあって当然だと思います。
僕は妻と相談して「3つのことから守ろう。」と決めました。
そして、それを子どもにわかりやすい言葉で伝えようと考えました。

そして、僕たちは「3つの『もん』」から子どもを保護することにしたのです。
1つめの「もん」は「つけもん」です。

僕の住む地方では「漬け物」のことを「漬けもん」とよぶのです。
僕らはたくさんの子どもを見てきました。
そして、多くの子どもが「漬けもん」状態にあると思ったのです。

まず、公園で見かけるたくさんの子がスナック菓子を手にしていました。
また、缶ジュースやペットボトルの飲料水を持っていました。
これは、僕らが子どもの頃にはなかったことでした。
公園で思いっきり遊んだ後は、公園のたった一つの水道にみんなで押しかけて飲んだものでした。
その水のおいしかったことおいしかったこと。
そして、空腹になり、家の夕食が本当に待ち遠しかったのです。

まず子どもを「お菓子漬け」から守ろうと決めました。
いろんな方がお土産などでくれたお菓子はみんなでいただきます。
しかし、少なくとも僕たちが買って与えることはしないようにしました。
ほしい物が好きな時に手に入るという状況は避けたかったのです。

次に「テレビ漬け」です。
テレビはいろんな情報を送ってくれます。
中には、いらない情報もたくさんあるのです。
僕ら夫婦もあまりテレビは見ません。
それで、もともと見てもいないのにテレビがついているという状況ではなかったのです。
子ども達の番組も僕らと相談してきめて見ています。
そして、最終的に4番組を選んだようです。
ちなみに時間的には1週間に3時間ぐらいです。

まだまだ見渡せばたくさんの「漬けもん」があるかもしれません。
「おもちゃ漬け」や「ゲーム漬け」「乱暴な言葉漬け」から守っている保護者もいるかも知れません。

いずれにしても、「漬けもん(習慣的な行動様式)」は幼児期の親の姿勢が大きく影響するはずです。
少なくとも僕らはそう考えました。
そして、僕らが思っている「悪しき漬けもん」から守ることにしたのです。

あと2つの「もん」があります。
また、後日発信したいと思います。
皆さんも「○○から保護している」というものがありましたら、ぜひご紹介下さい。

その(2)につづきます。



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