小さな女の子にもこんな危険が簡単に迫ってくるとは。
また、このメールに対して坂道で拾ったとんでもない写真のページへの怒りと不安
の話。
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■参照「ご意見録34」
http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/GOIKEN34.htm
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私も経験しました。
私は、今ある女子大に勤めていますが、ある朝、校門に通じる道にいかがわしいグ
ラビアの数ペ−ジが落ちていました。
汚れているのでその朝はそのままにして通り過ぎました。
次の日もありました。
その次の日は私は袋と箸を用意し、その紙を拾いました。
改めてみて驚きました。
まさか、ここまで墜ちているのか、これでも発禁にはならないのか、
今や日本ではこの手のものは野放しなのか、とつくづく考えさせられました。
環境汚染、自然破壊、・・・ということがさかんに心配され警告されていますが、
子どもの心の環境の汚染と破壊こそ大問題です。
子どもたちは、はき違えられた自由のためにどす黒く汚染された世界で、表面的に
は静かに、しかし実は激しく荒れ狂い子どもたちを呑み込もうとしている闇の荒海
にいるのです。
物理的には激しさが表れていないだけに、われわれはみな油断をしてしまいがちで
す。
この闇夜では、やはり灯台の役、水先案内の役をする者がいなくてはないりません。
子どもの自主性自立性独立心を育てるために、免疫をつけるために、少々の事には
目をつぶろう、などといっておれる時代ではなくなっているようです。
明るく道を照らし、しっかりと導く、納得づくで干渉する、アドバイスを惜しまな
い、それにはたしかにエネルギーが要ります。
しかし、大人の毅然とした姿勢が大事なのではないでしょうか。
その誠意は子どもたちにも伝わっていくと思います。
明かりとなって「一隅を照らす」つもりで努めることが大人の仕事ではないでしょ
うか。
(了)
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【5】編集人ひとこと
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「うそつきは泥棒の始まり」なんて子どもの頃、言われてました。
今や、
「うそつきは政治家の始まり」になってきてるんじゃないかなあ。
あんな人たちが教育基本法うんぬんなんて、ずうずうしいなあ。