はいつさんの発想がとても好きです♪
大上段から論理で切り崩すのではなく、足元のとても簡単で当たり前に感じている事
(でとても大切で基本的な事)をニュルッと崩して行きますよね♪
ところで、第二公用語に付いてなのですが日本では「日本国の公用語は日本語であ
る」という既定(何らかの法律)が有るのでしょうか?
(僕が自分で調べりゃ良いのに・・・・・笑)
アメリカには無いのです。
10年程前に、あちこちの市が「当市の公用語は英語である」という市条例を新規作成
するブームがあった事があります。
その時に「アメリカの公用語は英語である」という既定はどこにも無いという事実を
知りました。
だから勿論、第二公用語の規定なんてありません(笑)
現実として、英語が常用語でスペイン語が第二常用語(ルイジアナ等の一部の州では
フランス語)になっていますので、公官庁や一般企業(電話局やガス会社等の準公官
庁)の案内文書等には表が英語で裏がスペイン語表記しているものが沢山あります。
でもアメリカは英語教育はとても熱心です。
日本では「国語」の授業も、国語しか有りませんよね?
中等教育になって初めて現代国語、古文、漢文に分かれますが、古文や漢文は「外国
語」として捉えても良いような機もします。
アメリカの場合、Englishの教科は英文法だけで、他にReader(読み方)と
literature(作文、後期では文学)の3教科に分かれています。
日本の外国語としての英語の教科でGrammarとReaderの2教科に分かれているのは、ア
メリカの「国語としての」英語教育をそのまま持ってきたからそうなったのでしょう
ね。
アメリカでの外国語教科のスペイン語やフランス語は、GrammarとReaderには分かれ
ていません(笑)
国語だから3教科に分けてしっかり勉強してるのに、日本は外国語(英語)の方が2教
科に分かれてるなんて・・・・(苦笑)
そんな事よりも、英語が母国語ではない児童生徒に対しての「日常会話としての英
語」(通級)がしっかりしてるのがアメリカ教育の自慢です♪
日本にもブラジルからの移民、中国やフィリピン、タイ・マレーシア、etc
各国から
の移民の子が小中学に増え始めています。
(特に工場の多い、鈴鹿や神奈川、栃木など1校にブラジル人だけで40〜50人は普通
のようです)
外国語教育の英語の教科には高いお金を払ってALTを付けているのに、国語としての
日本語を理解していない児童生徒の為に何の対策もしていないのが多くの学校の現状
のようです。
掛け算を充分に理解していない生徒が居るのにクラス全体は因数分解に進む落ちこぼ
れ製作工場が、先生のしゃべる言葉を理解していない子に教科書通りに授業を進める
同じ落ちこぼれ製作工場として機能しているわけです。
フランス語を全く理解していない僕が、フランスの学校の授業に出席してもそれは出
席と呼ぶのでしょうか?
そして、それを「教育」と呼ぶのでしょうか?
今の僕がフランスの授業へ強制的に出席させられたら苦痛以外の何ものでもないと思
います。
日本語が分からない児童生徒に平気で日本語で授業を進める教師や校長を、突然イタ
リアとかスペインの大学院への1年間の留学を強制してやりたいくらいです(怒)
英語を第二公用語にするのも良いけど、第一公用語をもっとちゃんと教育(日本語が
母国語である子に対しても、日本語が母国語ではない子に対しても)して欲しいなぁ
と思っています。
(了)
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【4】編集人ひとこと
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「公用語」と「常用語」の違い。
僕には、まったく発想としてありませんでした。
国際化がすすんでくれば、その違いをしっかりと把握しなければ
いけないんでしょうね。
ところで「I.T.革命」って本当に日本語なんでしょうか?
日本人を76年間もやっている、うちのおじいちゃんなんかでも、
さっぱり使いこなせない言葉です。