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   ■Daily教育コラム通信■2000/06/29
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    発行責任者 はいつ でこ
   http://www.yukichi.ne.jp/~deko/
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【ご意見録その20】
皆さんからいただいたご意見・ご感想です。
最近のコラムに関するものやかなり以前のものも含めてご紹介します。
たくさんの視点が僕たちの複眼を作ってくれそうです。
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●目次
【 】関連コラム「タイトル」(テーマ)
【1】「3つのもん」(保護者)
【2】「ますみちゃんのなぞばぞ」(子どもたち・豊かさ)
【3】「教育川柳」(作品紹介)
【4】編集人ひとこと
【5】ご協力のお願い(ご意見・記事・川柳について)
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【1】関連コラム「3つの『もん』」(保護者)
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/3tunomonn1.htm )
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3つの「もん」からお子さんを守っていこうとする「でこさん」ほどの
しっかりとしたものはないにしろ、私たちも懸命に子育てをするなかで、
こどもをいろいろなものから保護していると思います。
でも、ふと「保護」と「過保護」の間で悩むことはありませんか。
周囲の人と比べると「過保護」かなと思うことってないですか。
 
 たとえば、子供が38度の熱を出しているとします。
翌日は子供が属しているバスケットボール子供会の遠征試合。
翌朝、一応熱は下がっています。遠征試合に行かせるかどうかです。
わたしなら慎重派なので、行かせないと思います。
ところが、さっさと送り出すことのできるおかあさんもいます。
こういうことの積み重ねで子供は大きくなっていきます。
大人になって、少々のことは平気でさらりとかわしていけるのは、遠征試
合に行った子供ではないかしらと思うのです。
 
 自分が近眼で苦労していたら、子供をテレビやテレビゲームなどから守り
たいと思います。
虫歯が多くて苦労していたら、子供の歯磨きに熱心になります。
同じように、私の場合親からきびしく管理されて育てられたので、清い水に
しか住めない魚だなと感じるときがあるのです。
だから、子供が大きくなったとき、環境への順応性が高ければいいなとこの
頃強く思うのです。
 
 幼児をやけどから守ろうとするとき、まずは火や熱湯など危険が予想され
るものを近くに寄せません。
しかし、いつまでも遠ざけておくだけでは、いけないはずです。こわさを教
え、そして、それを使いこなすことを教えていかなければいけません。
刃物の使い方だってそうですよね。
歯磨きも自分で上手にできないからといつまでも磨いてやるわけにもいかな
いしね。
 
 最初は保護してやりたいものから遠ざけても、やがてそれを与え、うまく
使いこなしたり、自分でそれをコントロールしたりできるようにしてやって
こそ「保護」が完成されると思うのです。
 
 わが家では、子供が欲しがらなかったためもあり、テレビゲームはありま
せんでした。
テレビもあまり見ていませんでした。
ところが、中学生になり、様々な小学校から集まった友達たちの話題に全く
ついていけないことで、寂しくてたまらなくなり、大変おかしな事態となり
ました。
普通になりたがったのです。
そこで、まず、友達たちが見ているらしいテレビ番組を見てみることにしま
した。それから、テレビゲームも手にいれて挑戦することになりました。
 
 そこで、わかったことが一つ。
いくつになって出会っても、テレビゲームやテレビは時を忘れさせる魔力が
あることです。
それをいかにコントロールしてうまくつきあっていくのかを今、中学生の我
が子は学んでいます。なかなか、苦しそうですよ。
 
 そのほかにも、これまで「保護」してきたと思ってきた物の中にどんどん
飛び込ませることにしました。そして、自分で選んだり、NOと言えるよう
にならなくては、「過保護」で終わってしまうと思っています。
 
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【2】関連コラム「ますみちゃんのなぞなぞ」(こどもたち・豊かさ)
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/masumichan.htm )
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(ペンネーム:残日堂さん)
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「ますみちゃんのなぞなぞ」のような話がいい、好きだ。
なんか小難しい教育論にはついていけない。(年のせいか)

「ますみちゃん」のようなものを積み重ねて 教師の仕事はなりたつと思う。
保護者もそうだろうと思う。
こんだん会でも、ますみちゃん話のようなものをお互い披露し ニコニコと
そしてあるときはつっこんで話を進めたいなあ。

 はいつさんゆわく。
当時の僕の教卓の上には、悲しい光景があったのも事実なのです。
それは、たくさんの物でみちみちた「落とし物箱」でした。

元教師のボクは、あれ嬉しい光景でもありました。だれも取りに来ない
文房具のおかげさまで 文具代がうきましたもんねえ。
      (これこれこれ なんということをいうのだ   by 国民)
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【3】関連コラム「教育川柳」(作品紹介)
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/kikaku/SenryuBosyu.htm )
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お題【プール・プール開き】
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・小雨の日 どうせ濡れると 言う子ども <やさかさん(46)>

・お着替えの 時間が半分 1年生 <みどりさん(26)>

・授業より 子供生き生き プール掃除 <柴田さん(56)>

・水の神 「守れ」と河童 きゅうり投げ <みねmamaさん(35)>

・がんばれと 言われてかなづち 重くなり <きょんさん(29)>

・待つ時間 できることなら 早送り <すがさん(41)>
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みなさんの作品お待ちしています。
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【4】編集人ひとこと
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■僕の家は田舎にあります。
 だからこの時期、蚊が多いのです。
 ずっと以前に僕が蚊をパチンとやっていた時です。
 当時小1だった娘が言いました。 
 「お父ちゃん、蚊も生きちょんよ。
  いぼがえるも、ごきぶりも、ムカデも、クモも同じなんよ。
  チョウチョだけ助けるようなのは差別なんよ。
  そう先生が言いよったよ。」
  学校と家庭の連携は微妙だなあと思った一コマでした。



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