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【1】【ゲストさんコラムその30】------2000/12/15------
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・皆さんからいただいた教育に関するコラムです。
・教育の複眼づくりにご協力下さい。
・みんなで教育コラムの輪をつくりましょう。
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■本日のゲストさんは、都築さん(ロス在住の通訳さん)です。
都築さんは教員の海外研修にも関わっておられ、日本の教育を外から見つめる
という貴重な視点をお持ちです。今回は僕のコラムにも関連して、アメリカの事
情もまじえ、寄稿してくれました。(2回にわたっての発信です。)
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【タイトル】「先生」-アメリカのCMから-(1)
【テーマ】「先生」という存在
【寄稿者】都築さん(ロス在住の通訳さん)
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■関連コラム
「めんちゃんの鶏卵論争」
http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/menchantamago.htm
「金魚と僕」
http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/kingyo.htm
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涙もろい僕は、はいつさんのいくつかのコラムは1日1話しか読めない時も多いので、
バックナンバーを制覇するにはかなり時間がかかっています♪
「麺はいかがしましょうか」とか「めんちゃんの鶏卵論争」なんかもある部分に来る
と突然画面がにじんで読めなくなってしまうのですが・・・・・(笑)
「めんちゃんの鶏卵論争」と「金魚と僕」の2つに関して、最近の(勿論アメリカ
の)TVコマーシャルをひとつご紹介したいんです♪
博物館の中を子供たちが先生に連れられて校外授業している風景が流れています。
画面と関係無く、子供のナレーションで
"お父さんが、「おい、将来何になりたい?」って聞いた。
僕が「先生になりたい」って言ったら、
お父さんが「普通は、弁護士さんとかお医者さんになる方が裕福な暮らしが出来るん
じゃないか?」
って言うんだ。
で、僕は「でもさ、先生が居なかったら、お医者さんとか弁護士さんはどこから生ま
れてくるの?」 "
子供の声でのナレーションが終わり、画面にはある全国銀行のロゴマークが現れま
す。
「先生には生活を維持する為の住む家が必要です。我々Bank of Americaは全国の教
育者の住宅ローンの手数料の一部免除を行っています」
家(一戸建て)を持つ事が教育に関係が有るのかどうか、この銀行のコマーシャルは
教育者の支持を得る為の商業目的が含まれていないかどうか(民間企業だから当然商
業目的は有るでしょう)という問題は別として、「でもさ、先生が居なかったら、お
医者さんや弁護士さんはどこから生まれてくるの?」はとても心に響く言葉だと思い
ます。
めんちゃんの「鶏が居ないと誰がひよこを育てるの?」と似てると思いました。
そしてそれを政府ではなく民間企業がバックアップしようとしているのです。
もうひとつコマーシャル話題を・・・・・
(その2につづきます)
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【4】編集人ひとこと
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僕は都築さんに質問したことがあります。
「フリーダム」と「リバティ」はどう違うのですか?という質問です。
動物にもあるものが「フリ−ダム」で、人間に特有のものが「リバティ」
だと答えてくれました。
僕は納得しました。
「自由」という概念は、その概念さえも自由に捉えられがちです。
ここに、ひょっとすると、自由の悲劇があるのかもしれないです。
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