「がんばってるね」
「えらいなぁ」
「いらいらしてるの?」
「このごろどう?」
「げんきだしてね」
これらの言葉は私がいつも家族に向かって話しかけている言葉というわけ
ではありません。
実は、センサー付きのぬいぐるみがしゃべってくれるのです。
我が家にこのぬいぐるみがやってきたとき、私は少し冷ややかな気持ちで
いました。
というのは、ロボットの犬など、バーチャルな世界に反感があったからで
す。
でも、やがてこれらの語りかけが心地よいことに気づきました。
これらの言葉が生身の人間から聞けたらもっといいのになぁとおもいます。
自分自身も言っていないのにね。
私は仕事で苦情係をしていたことがあります。
不満、怒り、いらいらに満ちたとき多くの人はとても残酷な言葉を浴びせ
てきます。
私だって忙しくてイライラしているときとゆったりしているときでは
家族への接し方が違うことなんてしょっちゅうなのです。
人を傷つける言葉は本当に簡単に口からでてしまうものだと思います。
人をやさしく、暖かな気持ちにさせる言葉はなかなか出てこないものだと
は思いませんか?
ほめる時、たいがいは言葉でほめると思います。
ほめられたら、大人だってうれしいはずです。
ほめられるということは、認められるということですから。
共感してくれるということですから。
それから、感謝されるということもほめられることに似ていると思います。
感謝されるってうれしいですよね。
このことは感謝されることの少ない仕事をして痛感しました。
ほめる言葉や気遣う言葉は、付け焼き刃では出てきません。
自分自身、ほめられたり、感謝されたりして、認められている自信がないと
でてきません。
本心でないとすぐみやぶられます。
本当に共感したり、感謝していないと薄っぺらな言葉です。
(その2に続きます)
http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/guest39.htm
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【3】編集人ひとこと
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■有明海の「のり」、大変だなあ。
「とき」が言いそうです。
「のりよ、お前もか!」
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