--------------------------------------------------------
                【ご意見録その1】
-------------------------------------------------------
●目次
【1】体罰
【2】がんばれ校長先生
【3】がんばれ校長先生
【4】給食
【5】編集人ひとこと
-------------------------------------------------------
【1】「体罰」について
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/taibatsu1.htm)
-------------------------------------------------------
つい先日から、メールを送っていただいています。「体罰」を拝見してお便りしまし
た。
私の身近なところにも、「体罰容認派」の人がいます。その人に言わせると、「殴り
たくて殴るわけではないが、愛の鞭だ。自分に感謝している生徒もいる」のだそうで
す。
「愛の鞭」とはいえ、鞭というのはたたいて自分の言うことをきかすためのもので
す。どんな場合にも、人を殴るということは、結局は力でねじ伏せようとすることだ
と私は思います。叩く、怒鳴りつけるという強烈な行為に、あなたのためを思ってい
るんだ、私はあなたが大事なんだという愛情は、どれほど見えるものなのでしょうか
(それとも、そんなものは必要ないのでしょうか?)。相手に未熟さがあればなおさ
ら、まず生徒を許すことが大切であって、殴っても(殴られても)相手を信頼し慕い
つづけるまでの関係を築くには、それなりの時間と努力が必要だと思うのです。そし
てそのための期間や労力は、生徒の個性によって大きく異なってくるはずです。指導
する立場にあるからといって、自分は生徒を叩くことができるのだという考えから出
発するのは、とても危険なことだと思います。
「体罰容認派」の人とは、この間とうとう言い合いになりました。口喧嘩は平行線を
たどりました…。難しい問題です。
バックナンバーから失礼しました。これからも楽しみにしていますので、いろいろな
ことを聞かせてください。
-----------------------------------
【2】「がんばれ校長先生」について
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/GANBARE.htm)
-----------------------------------
今、校長には権限はありません。
上司の言いなりです。
先日も私達の意見を伝えると、「わかりました」といいながら、委員会に走りどうし
たらいいのかを相談に行ったようです。
「相談」というより言い付けに言っただけです。
そして委員会の言ったことを私達に命令するのです。
こんな校長なら無くてもいいや。
こんな校長ならまだ、民間人の方が良いのかも
そう感じます。

> 子どもとともに教室で生きてきた経験のない人間に校長ができるのでしょうか?
> そして一般教員から信頼や尊敬を得ることができるでしょうか。

私もそう感じています。
しかし、校長になると子どもより親が大切になるようです。
校長になると職員より上司が大切になるようです。
(うちの校長だけでは無いと思います。)悲しいことです。
本当に学校のため、子どものために頑張ってくれるそんな人が校長になってほしいと
痛切に感じているこのごろです。
なんだか最近、職員室にいるのがおっくうになりつつあります。
------------------------------------
【3】「がんばれ校長先生」について
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/GANBARE.htm)
-------------------------------------
私は、技術系の地方公務員で、教育関係者ではありません。
今日配信された「がんばれ校長先生」を読んで思ったことは、「校長先生と
は何する人だろう?」という疑問です。
自分と校長先生とのかかわりを考えてみました。
小・中学校の頃、校長先生はよく分からない長いお話をする人でした。
高校生の時、校長先生は話の締めくくりに必ず「継続は力なり。情熱は人を変える。」と
訴えてくれる人でした。
その言葉が忘れられなくてよく思い出すのです。
そして、今は我が子の学校の校長先生です。
校長先生が赴任されてはじめてのPTA総会でした。
彼の挨拶は今までで一番短く、あっけにとられましたが、忘れられない言葉でした。
「ここに並んだ先生方は皆とてもお若い人たちばかりです。
 失敗もあり、至らなさもあり、物足りなく思われることもあるでしょう。
 そういうときは遠慮なく、直接本人や私におっしゃってください。
 子供たちの前で悪口を言う前にぜひそうして下さい。
 それから、皆一所懸命やっていますから、ぜひ良いところはほめてあげてください。
 その言葉が先生を育てていきますので、よろしくお願いします。」
 私も住民の方にしかられることはあっても、感謝されたり、ほめられたりすることが
 ない職場にいましたので、この言葉は心に響きました。
 仕事で校長先生や教頭先生とおつきあいする夫は「口長先生」「狂頭先生」といって
 よくうっぷんをぶつけてきます。
 「常識がない」も常用します。ほんとにそう言う面もありますよね。
 わたしたちの長は選挙で選ばれますから、行政あがりの人もいますし、マスコミ人もいます。
 民間人も・・・。
 子供を知らないと校長先生はつとまらないと言い切っていいのかな?
 だって今までみんな元先生の人たちばかりなんでしょう?
 学校のなかしか知らない人もおおいのでしょう?
 どのような人が民間から校長先生になりたいと思うのかわかりませんが、学校社会を知ら
 ないからできることもあるかもしれないし、
 子供のことより出世に熱心と陰口を言われる人よりいいかもしれない。
 そう思う私には、あなたの言わんとすることがよくわからないのです。
 校長先生とは何する人ですか?
----------------------------------------
【4】「選択給食」について
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/kyuusyoku.htm)
----------------------------------------
「地球村」という高木善之というひとが代表の環境ネットワークをご存じでしょうか。
わたくしは最近知って今はすっかりはまっています。
環境のことを知ると教育にとどまらず、人間の原点みたいなものが見えてさえきます。
ぜひぜひこの方の著書を読んでみてください。
「地球村宣言」「究極の選択」がおすすめです。
それと倉部英幸(この方は食べ物の安全を中心にした環境問題に取り組んでいる「
マナメッセ」という雑誌の編集長だった人、まもなく「じょほう通」という新情報
誌を出版します。)
という人の「人間喪失」も環境、心の大切さを訴えています。
子どもが目標にする大人達がいなくなっていることを指摘しています。
わたしは仕事をもつ2児の母ですが、人減らしのために世の中の機械化に荷担している
仕事を収入のためにし、時間に追われ手抜き母業、手抜き主婦業の自分も含め
世の中の企業戦士達を見るにつけ
子どもにこんな仕事や生活はさせたくないと思ってしまいます。
すてきだなと思える人生が回りに見あたりません。
(特に一般企業で会社のために仕事だけをしている男性の人生はつまらないものに
見えてたまりません。)
ご存じと思いますが、地球環境の現状はとっても深刻ですね。
このことを親や教師が知らずしていったい何を子どもたちに教えようと言うのでし
ょう。
地球を守り、子どもたちに残す努力をせず、どうやって子どもを守ることが出来る
のでしょう。
でこさんのコラムのバックナンバー「給食」もそのひとつですね。
質のこと(有機野菜や遺伝子組み替え食品)もそうですが、
わたしの友人の教師も給食の残飯の量のすごさをなげいていました。
ごみ問題を自ら作り出しているシステムが学校にあるなんておかしいですね。

最近知ってとても心配なのはオゾン層の破壊です。
日焼け対策を親や学校が早急にしなくてはいけない程、事は深刻と知り、
元気に外で真っ黒になって遊んで欲しいと願っていたわたしとしては
ほんとうにショックで現状を心から悲しく思います。
何も知らなかったことがとてもはずかしく、自らの責任を感じます。
環境破壊をしていない人間はいないのです。
それを知ること、教えることは教育の基本の基本だと思います。
どうぞ、「地球環境」に目を向けてみてください。
家計のためでなく、地球のための省エネって楽しいです。
子どもにも胸を張って「もったいない」と言うことができます。

また、昨日友人から教わった
「親業(おやぎょう)」も勉強してみようかなと思っているところです。
かなり支離滅裂になりましたが最近目からうろこが落ちたばかりなので
伝えたいことがいっぱいあるのに頭の中がまとまっていない状態なので
許してください。
でこさん、我が子を愛する親の皆さん、教育者のみなさんに
思いが通じることを願っています。
-----------------------------------
【5】編集人ひとこと
-----------------------------------
 ■僕は「体罰」は、しょせん「暴力」の仲間だと思うんですが、、。
 ■僕は校長さんにプロ野球の監督さんのようになってもらいたいです。
 ■「環境」で思い出すある校長さんの言葉があります。「教師は最大の教室環境である。」
 ■「便利な物」が出てくるまで全然「不便」じゃなかったのになあ。何故だろう、、。
-------------------------------------------------------



ご意見ご批判は今すぐメール
あなたのご意見などはHPやメールマガジンにて紹介する場合があります。
その際はすべて匿名とします。

ホームへ       語句別索引へ