私が思うに、日本の神様は「おいしんぼ」風に言うと「至高の人」「究極の人」とい
う思いがします。
神社の御祭神はほとんど実在の人物ですよね。菅原道真なんか罪人でありながら祭ら
れてます。
もっとも彼の場合は、たたりを恐れてですけど。
よく靖国神社の政治家の公式参拝が問題になりますが、あそこに奉られているのは戦
死者、殉死者でこれも人間です。
宗旨や出生、身分の差もなく奉られています。
たしか外国人も奉られていたのでは?(未確認)
西洋の「ゴッド」と日本の「神」とはその概念はまったく違うと思うのです。
なによりそれを物語るには、かのフランシスコザビエルが「ゴッド」を「神」とは訳
さなかったことでも明らかだと思います。
このへんのことは西尾幹二氏の「国民の歴史」を読んでみてください。
古来日本人が言う「神」は万物の創造主ではけっしてなく、ましてや人間を超越した
ものでもなく人間の延長上にあると考えていたとおもいます。
いや、自然界のあらゆるものに神の存在を信じていたと思います。
神話の世界ではおしっこの神様までいたようです。
だから八百万(やおよろず)も神様がいるとなってるのでしょう
戦前日本の過ちはそうした祭祀の中心である天皇をまるで西洋のゴッドのように祭り
上げてしまったことだと思います。
「唯一人のゴッド」を信仰している人たちからはとんでもないことでしょう。
天皇はそんな祭祀の中心であったわけですが「神=ゴッド」の連合軍にとっては排除
しなければならないものでわざわざ人間宣言なるものを行なわせたのでしょう。
まあ以上のような考えは色んなところで出ているのでしょうが、メジャーなマスコミ
は取り上げることもないでしょう。
神に対する概念の論争がもっと出てきてほしかったのですが、あの記者会見ではだめ
ですね。
「家訓」を「家庭のモットー」とされているのはナイスだと思いますよ。
意味は変わらないですもんね。
戦前は女性が虐げられていたとか子供は親の言いなりであったとか良く言います。
そういう面も認めるのですが、私の大好きな上方古典落語に出てくる女性や子供はす
ごくいきいきしています。
家族のつながりもあたたかさももっとあったように思えてなりません。
私はよくこういうことを言うので、戦前肯定派と思われがちです。
どうして人はレッテルを貼りたがるのかな?
戦前の日本や天皇を少しでも擁護する発言をすると右翼なのでしょうか?
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【3】関連コラム「聴診器のある風景」(家庭教育)
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/tyousinki1.htm )
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いつも参考にして読ませて頂いております。
6月8日配信の『「聴診器のある風景」について』を読んで、
少し疑問に思うことがあり,投稿しました。
まず、「以心伝心」は出来るはずもないなんて言えますか?
十分ありうることではないですか。問題なのは、教師や親が
「以心伝心」のみを頼りに、子どもを理解しようとするところに
あるのではないでしょうか。
大人が抱く,子どもに育みたいことというのは,自然と伝わっていく
ということは十分に考えられます。
決して言葉が全能なわけではなく,やはり,心の関わり合いも,
子どもと大人の関係においては,視野に入れておくべきことではないでしょうか。
つぎに、「アンテナ型」「聴診器型」についてです。
この2つは共に必要はことであるという点においては、
6月8日の投稿の方と同じ考え方です。
教師は,常日頃から積極的に子ども達と関わり,子ども達の話に耳を傾け,
彼らの抱える悩みや問題を敏感に捉え、共に考え,行動していこうと,努
力するものなのではないでしょうか。
「異常を感じ」てから,働きかけるのでは、とても遅いのではないでしょうか。
また,内面を引き出すというのも,簡単に出来るのであれば,子どもも教師も
苦労しません。
日々の行動,発言,つぶやきや体の具合など、それらすべてが子どもの内面を象
徴しているものと捉えなければならないのではないでしょうか。
子どもと直接・間接に関わることをいわば『診察型』などとして捉えたいですね。
見ているだけでも,働きかけるだけでも,足りない。目で耳で言葉で心で体で,子
どもを理解していこうとする態度が、教師には望まれるのではないかと,私は考えます。
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【4】関連コラム「崩れそうな聖域」(あそび)
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/seiiki.htm )
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楽しかね〜、おもろいっすわ〜てなかんじで、いつも読んでいます。
しかしながら、こんかいの聖域の話しは、ちょっと違うかな〜と思いました。
ロープレの話しと現実の話しは、比較できませんよ。
わりきっていますからね。ゲームはやっぱりゲームって。
経験値もっとかせがんとレベルがあがらんな〜とか、現実では頭のすみっこにもないですよ。
失敗したら、勉強不足だなとか、もっと経験つまんといかんなとかですよ。
子供をばかにしちゃーいかんばい。
ちゃんと、僕も日々勉強してますから。
一度死んだら生き返れませんからね。
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【5】編集人ひとこと
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■僕のパソコンのインターネット接続ソフトが壊れてしまいました。
メールを読むことも、HPを見ることもできなくなってしまいました。
その間このコラムの発信もできませんでした。
僕の活動の弱さをつくづく知りました。
インターネットは素晴らしい機会を個人に提供してくれたと思います。
けれども、僕にとっては、それは非常に脆弱な土壌であることも事実でした。
たった一つのソフトに大きく左右されるものだったのです。
ようやく、今日、再開できました。
知人がパソコンをかしてくれたのです。
接続できなかった間、いただいたメールに返信もできずにいたこと、お詫びします。
どうぞ、お許し下さい。