=========================================
   ■Daily教育コラム通信■2000/07/06
   =========================================
    発行責任者 はいつ でこ
   http://www.yukichi.ne.jp/~deko/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【ご意見録その22】
皆さんからいただいたご意見・ご感想です。
最近のコラムに関するものやかなり以前のものも含めてご紹介します。
たくさんの視点が僕たちの複眼を作ってくれそうです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●目次
【 】関連コラム「タイトル」(テーマ)
【1】「高野先生の答え」(教師)
【2】「見せかけの身長」(採用試験)
【3】「年齢というフィルター」(少年犯罪)
【4】編集人ひとこと
【5】ご協力のお願い(ご意見・記事・川柳について)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】関連コラム「高野先生の答え」(教員)
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/takanosensei1.htm )
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 私も長い間理科の教師をしてきた人間です。
高野先生のお話は実に感動的な、まさに心を洗われるようなお話でした。
私は、理科も歴史も、その他の教科も、結局は、学ぶ者に、なんらかの哲学を悟ら
せるところまで行ってこそ、学習はひとまとまりになる、と思いますが、高野先生
は力まずに素晴らしい哲学を語られ、そしてそれを聡明で素直で感受性豊かな生徒
さん方は、乾いた砂漠に慈雨がしみ込むように受け入れられたのでしょう。
 いよいよ週5日になります。先生方は焦らず、どうせ時間は足りないのですから
、限られた時間に、いかに押しつけにならないように上手に自然の哲学を悟らせて
いくか、それこそこれからの教材研究ではないでしょうか。
英米の教材改革の根本には、いかにして自然の哲学を学ばせるか、に心が砕かれて
います。
日本では、度々指導要領は改訂されますが、そこのところはいつも物足りないとい
うのが実態です。
英米の理科の教科書は盛り込まれた教材は少なくても最後のまとめの所が、丁寧に、
その教材の周辺の問題、自然と社会の関わりの問題、人類の未来の問題にまで問題
を広げて考えさせるようにしています。
それが、科学が教養として根付くかどうかの違いになっていくのではないか、と思
われます。
グローバリズムで横暴に世界を牛耳っていきつつあるアメリカにはもの凄い敵意と
反発を感じている私ですが、悔しいけれど、そのことは認めざるをえません。
 いいお話をありがとうございました。
古き良き時代の話で終わらないことを祈っています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【2】関連コラム「見せかけの身長」(教員採用試験)
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/saiyou1.htm )
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
とある教育大に通う学生で、教育というものに強い情熱を抱いて
る22歳の男です。僕は今年4回生なのですが、教員採用試験は受
けませんでした。なぜなら、教師や、教育委員会、そういう類いの
人間がこわいからです。
 子どもを教育するのは、今でも、アルバイトでそういう類いのこ
とをしているので、情熱さえあれば、道は開けることが見えてきま
したが、問題は、大人たちをいかに動かせるかにあるように感じて
います。
 これは情熱ではどうにもならないように思えてきます。しかし、
教育を、子どもたちを、僕の考えている中での良い方向に前進させ
ていきたいので、戦っていく情熱はあります。そのためにも、色々
な情報を集め、早いうちに、僕自身を成長させて戦う方法を見つけ
たとき、採用試験を受けたいと思っています。
 それには、このコラムは非常に役立つと思い、購読することにし
ました。どうか、これからもいろんな情報を送ってください。お願
いします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【3】関連コラム「年齢というフィルター」(少年犯罪)
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/kikaku/nenrei.htm )
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
結論としては全く同じなのですが、私は全く逆の考えから「なぜ17歳の
子どもが、、」と驚きました。これが12歳ぐらいならそれほど驚かなか
ったからです。

子供なら残虐なことはしない・・・・いったい誰が言い出したことか解り
ませんがこれは間違いだと思います。

子供だから、何も知らないので、幾らでも残虐なことが出来るのです。
もちろん、その際に相手が何を考えているのか、更に相手の気持などは全
く考えられてません。

そして、それを教えて行くのが大人の役割です。

昨今問題になっている「いじめ」についても、この「子どもの残虐性」を
考えれば理解できるはずです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【4】編集人ひとこと
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■衆議院選が終わったあとのテレビを見ながらのことです。
 「野中さん、もう一回幹事長やるんだろうなあ。」と僕と父で話していました。
 すると、娘が言いました。
 「あっ!私も漢字帳せな、いけんのや。(しないといけないんだ)」

 幹事長と漢字帳、、、、。 
 「ああ、おもしろきかな日本語」って感じでした。
 暑くなってきました。
 みなさんご自愛下さいね。



ご意見ご批判は今すぐメールで。
あなたのご意見はメールマガジンやHPにてご紹介させていただく場合がございます。全て匿名とします。
もし、掲載しては困る場合がありましたら、「掲載不可」と明記下さい。
それ以外は掲載合意とさせていただきます。

ホームへ       語句別索引へ