体罰。
たしかに教師には禁止されていることですし、情緒的に考えれば、必要のない
ことでしょう。
しかし、動物の教育方法を見る限り、
体による教育方法というのは必要不可欠のように思います。
理屈の通らない、しかし人間社会においては否定できないことであれば、
言い聞かせるよりも違反に対しては体罰の形で教えるほうがはるかに効果的と
思うのです。
たとえば、お年寄りを大切にしましょう、といった道徳的なことを守らせるの
に、理屈を示す必要があるかということです。
理屈を言えば言うほど、理解から遠ざかっていくような気がします。
今の学校崩壊についても、権利意識ばかりを追求するあまり、義務をはたして
いない人間の意識のほうが問題にすべきだと思うのです。
勝手なことばかりをメールにしたためたと思います。
しかし現場の教師の意見には、こういうものも少なくないのです。
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【2】関連コラム「いつとずっと」(あそび)
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/itutozutto.htm )
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----------引用部分-------------------------------------
> それぞれの家庭で、子どもの特性に応じて「臨界期」を見極めるべきだと思います。
> たとえば、幼児期からテレビゲームという刺激を体験させるのか、あるいは小学生の
> 頃からなのか、中学からか、、。
> このような「いつ」を親は考えなければならないと思うのです。
> その「いつ」は個々の子どもによって違うでしょう。
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■ゲームやTVの刺激に対して、どのように考えるべきかってことを親が教えていけば
それでよいのではないでしょうか。
事実上、日本は「表現の規制」が全くないのですから、
刺激を与えるべきかどうかでなく、
刺激に対してどのように考えるべきかを大人の側から
教えていくべきかと思います。
それでは、いつもメルマガありがとうございます
次を楽しみにしてます。
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【3】関連コラム「ますみちゃんのなぞなぞ」(子ども達・豊かさ)
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/masumichan.htm )
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ますみちゃんのお話、いいですね。私も、ますみゃんの気持ちを知りた
いですね。そこで、ちょっと考えてみました。
先日、ある若者に次のようなメールをもらいました。
定期検診での待ち合い室、隣に3歳くらいの女の子とそのこのお母さんが
座っていました。お母さんと話をしながら、その子の抱いているぬいぐるみ
を揺すりました。すると、女の子は嬉しそうに声を出して笑ったそうです。
しばらくして、またその少女のぬいぐるみを揺すると、今度は笑いません。
それどころか、変な顔をして彼を見ているんだそうです。
さっきと違って、かなり強く揺すったそうです。どうして、少女はさっき
と違った態度をとったのか・・・ということです。
私の返事は:
子どもさんはよく泣きませんでしたね。でも、とても辛かったと思いますよ。
子どもにとって、そのぬいぐるみは「自分あるいはお母さん」だったのでしょ
う。「頭をいいこ・いいこ、握手」だったら喜んでくれたと思います。
「物」に対する子供の気持ちは複雑だと思います。大人からすれば「つまら
ない物」が、子供には貴重品なのです。
ますみちゃんには、これと同じ事を感じました。色鉛筆は「ますみちゃんの
お母さんあるいは自分」だったのでしょう。きっとその色鉛筆を買ったもらっ
た時に、強くお母さんの愛情を感じたのだと思います。その色鉛筆を使って書
いた絵は、今でも大切にしまってあるかもしれません。
と、乱暴な私の感想でした。
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【4】編集人ひとこと
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■現代教育新聞社さんが僕のコラム「本気の言葉」を9月号の新聞
に掲載してくれました。
本当にありがとうございました。
このコラムは「豊かさ」がテーマです。
僕の行きつけの自転車屋のおじさんが話してくれたことなのです。
よろしかったらぜひご覧下さい。
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/isyoku.htm )