初めまして、都内の公立小学校に子供を通わせている母親です。子供はまだ2年
生ですが、その間転出、出産などで、すでにもう2回もの担任教師の交代を経験
しました。学校に子供を通わせていると、なんじゃこりゃという疑問がたくさん
沸き上がってきます。それでインターネットなどで情報を得ようとしてもなかな
か思った情報を得ることができない毎日です。今回このメールマガジンに出会え
たことはとてもラッキーだったと思っています。
”登校””下校”についてですが、実はわたしも常々学校って敷居が高いな〜
と思っていました。それは、何か問題点があって、先生や学校にもの申したくて
も、結局子供が人質に取られているからはっきりと言うことが言えない。とか、
納得するまで連絡を取り合ったり、学校に出向いたりすると、この親は、過干渉
過保護だと思われ、これまた子供に悪い影響があるのでは。などと思ってしまう
からなのです。(先生や学校にもよると思いますが、少なくとも我が子の学校で
は、そのような感じです。)
先日、ニュース番組で取り上げられていたのですが、沖縄の基地内にあるアメ
リカンスクールでは、生徒の父兄が交代で学校に行って、(行ける人だけ、行き
たい人だけ)授業の準備を手伝ったり、授業の補助についたりするのが、自然な
状態で行われていました。教師だけでは人手が足りないからです。(日本の小学
校より小人数ですが。)その中でも、お父さんの一人などは、毎日仕事の合間に
学校に顔を出し子供の様子をみているそうです。そのお父さんいわく、学校に行
ってみてみなければ、子供が毎日学校でどの様な生活をしているか、解る分けな
いじゃないか!と言っていました。
もちろん毎日親が学校に通うことが良いと言ってるわけではありません。でも、
みんなで子供たちを育てましょうよ学校と親が一緒になって!という姿勢と、そ
こまでオープンに出来る学校の潔さが、羨ましく感じました。
でも、今の日本の教育が、そこまでたどり着くころには我が子はとっくに成人し
てて、今、子供を犠牲にして私が旗を掲げて頑張ったところで、むくわれないし
、何も変わらないんだろうな〜と、やはり日本的な発想で考えてしまう自分が悲
しいのが現実です。
そして、せめてPTAの委員くらいは、引き受けて、我校の現状をかいま見よう。
そうすれば大手を振って学校に行けるぞと思うのです。私から見た学校ってこん
なにも敷居が高いのです。
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【2】「僕がコラムを発信している訳」について
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/douki.htm)
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サービス業としての学校教育がようやくお客さまのニーズに注目し始めたということ
ですよね。
そこで起こる問題とは日本人は自らのニーズを主張することに慣れていないというこ
とのような気がします。
なぜ,今それが必要なのか,政治家が明確に説明するのをきいたことがありません。
新聞は表面的な事実のみを報道し,誰にでもわかるようには解説してくれません。
優れた商品は多く発表されますが,お客様のニーズを先取りしてしまい,当のお客様
はなにも考えなくてすむ。
そもそも学校の教員に学校の教育の存在意義を端的に誰にでも納得いくように説明で
きる人がどれほどいるのかもぎもんです。(もちろん私も含めて)
春 ニューヨークの学校に研修に行ってきたのですが,そこで一番感じたことは,
「今まさにこれが必要だからやっている」「学校教育は階級社会をブレークスルーする
最も強力な武器だ」と学校教育やその中の活動が位置づけられていたことです。
何となく見えてきました
私の教育に対するニーズは,「ニーズを認識して,要求できる力を身につける教育」です。
あれ? でこさんのおっしゃってることとかぶってますか?
また,教員は「今こういう理由でこのことは必要ない,または必要だ」とすべてを
まっさらに見直す力が必要かなと思いました。
またまた弱輩者の生意気な意見でした
こちらのメールマガジンは「教員」のにおいがあまりしないのがなんかいいです。
おかげで毎朝考えさせられながら楽しみにしています。
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【3】「登る」について
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/noboru.htm )
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はいつさんの実践を見てうれしくなりま
した。見方を変えると、「はいつ学校」になると思います。
現在の学校は「お上が基準を決めた」のです。はいつさんご指摘
の「登校」にも「お上」が含まれていると思います。何をどこまで学
習するか・・・これを一方的に「官僚を基準」で決めたのです。
学校・学習の本来の意味は、「人間が自分の能力を伸ばす」た
めであり、「他人の存在を知る」ことだと思います。誰かが勝手に
決めた「基準」をマスターすることではありません。「基準」をマス
ターできないと、「成績が悪い」・・・どこかおかしいと思います。
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【4】「おはようからの安全」(安全)について
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/anzen1.htm)
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連続での「安全...」のお話、またまた難問ですね。
親が自力でしか子供を守れない制度に憤慨しつつも、
「下校時のお迎え」にも?です。
言わんとなさることも充分承知の上で、娘達の小学校時代を思い出しておりました。
我が家は、送り迎えはしませんでした。
私は心配性だから、地域で変質者が出た...とかの噂があるたび(年に数回はありますよねー)
はらはらドキドキはしていましたが。
長女が1年生の時、町で1人だけ別のクラスになって下校時、近所の子とバラバラになったので
先生にいっしょに帰れるよう、下校時間の調整をお願いしたこともありました。
けれど、私は、危険の比率よりも、子供たちが、15分の道を30分以上かけて
モタモタ寄り道しながら帰る、その経験をさせたくて以後はガマン?して、家で帰りを待っていました。
喧嘩したり、田んぼにはまったりしながら、
落書きをして叱られ、大きな犬にビクビクしながら帰ってきました。
時には、小さな花を母に見せようと意気込んで、
時には、1人ぼっちで怖くって泣きそうになりながら。
幸いにも大事なく今日現在にいたってはいますが。
許せない犯罪の数々を防衛しながら、子供達に昔ながらのイタズラをし、
成長していって
ほしいというのは、今や、夢物語なのでしょうか?
大人の犯罪のみならず、子供同士の揉め事にさえ恐ろしい事件が起きています。
その隙間をぬってでも、子供本来の生き生きとした生活をさせてやりたい...と願います。
昼間在宅の家も減ってはいると思いますが、「子供110番」の充実と、子供への自己防衛の
教育だけでは無理なのでしょうか?
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【5】編集人ひとこと
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最近、僕は批判と悪口のことについてご意見を頂きました。
そういえば、僕の書いてきたコラムには反省点がいっぱいです。
もっと、素直なコラムが書けるようになりたいです。
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●よせられたご意見などをメールマガジンにて紹介させて頂きました。
すべてをご紹介できるわけではありません、お許し下さい。
過去の分も少しずつ、紹介していきたいと思います。
なお関係する僕のコラムは( )内をクリックしてご覧頂けると思います。
ご意見、ありがとうございました。
なお、ご意見はできるだけ、頂いたメールのまま掲載するつもりです。
しかし、スペースの関係などでやむを得ず編集する場合などございます。
お許し下さい。