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               【ご意見録その2】
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今回も考えさせられるご意見をありがとうございました。
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●目次
【1】体罰
【2】見せたいテレビ見せたくないテレビ
【3】浮き袋の救い(家庭と宗教)
【4】麺はいかがしましょうか
【5】編集人ひとこと
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【1】「体罰」について
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/taibatsu1.htm)
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はじめまして、毎日拝見いたしております。
さて体罰について疑問に思うところあります。
私は授業中などもよくふざけて笑いを取ったりする子供でした。
時に悪ふざけが過ぎて先生にたたかれることもありました。
ただそれは自分では体罰を受けたとは思っていませんでした。
少しきつく叱られたという感じです。
まあ叩かれるといっても頭を平手でピシッという感じでした。
こういうのも体罰に入るのでしょうか?

殴られたことは2回あります。
小学生のとき私のしつこい言い訳に先生が怒ったのです。
もう一度は高校のクラブで何度も試合で初歩的なミスをしたときです。
どちらも先生は叱っているというよりも怒っているという感じでした。
本当に腹が立って腹が立って思わず手が出たという感じであったように思います。
私は「本当に怒ってはる」と震えました。

二人の先生に共通しているのは日頃色んな話を聞いてくださるということでした。
私の大好きな先生です。今でも年賀状のやり取りが続いているのはこの二人の先生です。
大好きな先生に本気で殴られたというのは非常なショックであるとともに
そこまで先生を追い込んだ自分の行動も考えるようになりました。

体罰を容認すべきではないという意見はわかります。
新聞沙汰になるような体罰は大抵後に怪我や後遺症まで残るようなものが多く
私も決して容認できません。

ただ体罰全面禁止ということになるとどうかとも思います。
単に自分の古き良き思い出にひたる感傷的な意見かもしれませんが・・・

私は日頃の生徒、先生、家庭の信頼関係がどのような状態であるかが大きいと思います。
「あの先生が殴らはってんから、よっぽどお前が悪かったんだろう」
このように親からも言われました。

私が殴られたのは指導の一環としての体罰を先生が選択して殴ったのではなく
一人の人間が本気で私に腹を立てて殴ったのだと思います。
そして今私は私に対して本気になってくれた先生が今でも大好きです。

毎日の配信、敬服いたしております。これからも頑張ってください。

奈良県生駒市
  M・T
会社員 35歳 
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【2】「見せたいテレビ見せたくないテレビ」について
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/kikaku/misenai.htm)
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【見せたい:アンパンマン】
アンパンマンは、見せたい、見せたくないの両方にありましたが、私は見せたいほうです。
まず、アンパンマンは正義のため自分の力で戦います。ポケモンのように他を戦わせて自分は見ているの
ではない。武器も使わない。
次に、おなかをすかせた者に自分の顔を食べさせるところにも作者の深いメッセージがあります。
最後に、主題歌をよく聴いてください。「なんのために うまれて なんのために いきるのか こたえられな
いなんて
そんなのはいやだ・・・・」このうたの意味を考えられるようになる年まで、うたを覚えていて欲しいそうです。
やなせたかしさんがおっしゃっていました。

【見せたくない:しあわせ家族計画】
我が家のおとうさんは、仕事も、家事も、地域の仕事も、子育ても、親の介護も一所懸命やっている。これ以
上望むことはない。十分家族をしあわせにしてくれていると思う。それでも、「おとうさんもでてほしい」と子供
がおねだりするのを聞いたとき、私は真剣にしかりました。

【見せたい:ためしてがってん】
■毎回毎回、見ていて楽しくためになります。
こんな番組こそ本物だと思います。
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【3】「浮き袋の救い」について
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/sukui.htm)
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久しぶりにひとりごと

本文を読んでると ここに「教育」とか「学び」とか
いうものがあるのかもね なんて 

いろいろなことに なぜ? どうして? 
というのがあって
気持ちが落ち着くような答えを探すこと
そのことが 学ぶことであったり 宗教であったり

頭では何となく やらなきゃ って思ってても 
しっくりこないことがたくさんある
もっと なんか あたりまえでいたいのに 力をぬいていたいのに
大きくなると 社会に出ると  なんか 疲れる

そんな ことを したくないのに 考えたくないのに
そんな ことを しなくていい場所 考えなくていい場所が 宗教には あるのかな 
そんな場所って 家庭にあるの? ほかにはどこにあるの?

僕も もっと 居心地のいい場所が そんな場所が
ほしい・・・
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【4】「麺はいかがしましょうか」について
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/menhaikaga1.htm)
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いつも楽しみにしています。
まぐまぐのメルマガも教育関係の物はいくつも登録してあるのですが
この「教育コラム」を,一番楽しみにしています。
共感出来ることも多いですし,自分を振り返り反省するきっかけを
頂くこともしばしばです。

今回のラーメン屋さんのおじさんの話も,
私の心に響きました。

自己紹介が遅れてしまいましたが,
私は埼玉県 ○○市で小学校の教員をしています。
今年5年目です。
本校の児童は,全体的に大変真面目で一生懸命な子が多いです。
学級崩壊なんて,全く縁のないような毎日です。
育て方により,その芽は伸びて来るんだと思いますが。
私も5年間,子供達が可愛くて仕方ないという幸せな時間を送ってきました。
まぁ,時と場合によることは,言うまでもありませんが。(笑)

そして,いつも思うことがあるのです。
それは,先生が最後に書かれていた誇りと謙虚さです。
私達の仕事は,数十人の児童に対して,そしてその後ろにいる
児童の数の2倍の保護者に対して,大きな責任を負っています。
やはり,家族よりも長い時間一緒にいることもある私達の責任や
影響力は大変大きいものです。
だからこそ,自分の「教員としての自信」はやはり必要です。
それがなければ,保護者の方の信頼も得ることが出来ないと
思いますし,子供達も一緒に歩んではくれないと思います。
しかしその反面,謙虚さを忘れてしまったとき,
私達は教員としての歩みを止めてしまうことになると思います。

だから私は,「バランス感覚だ!」と
そのことをいつも結論付けています。
自分の教育に自信や誇りを持ちながらも,
常に,それでいいのか・・・・ということを
振り返り振り返り,子供や保護者や先輩の先生方に
学んでいく姿勢を持ちつづけたい。

この考え方は,教師を続けていく上で変わっていくかも
しれませんが,今はそのように思っています。

私の周りにも,そのラーメン屋さんのような方が
きっとたくさんいるんだと思います。
もしかしたら,保護者はみんなラーメン屋さんかもしれません。
この仕事に対しては,いつも真剣で一生懸命でいたいです。

教育コラムは本当に楽しみにしています。
これからも,勉強させて頂きます。
寒さが厳しい折ですが,風邪などひかれませんように。
頑張ってください。
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【5】編集人ひとこと
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 【体罰】先生、こんなに暖かくあなた方を信頼する生徒がいるのです。
 【テレビ】テレビの作り手は何を考えて作ってるんでしょうか、、。
 【浮き袋の救い】この「ひとりごと」、ぜひ、皆さんにも読んでほしかったのです。
 【麺はいかが】いろんな人が教育に期待してますよね。素敵な先生、ありがとうございました。
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