児童公園・児童のための施設・児童のための行事などの名前に
「ちびっこ●●●」というのがありますねえ。
命名したおじさん・おばさんは善意で命名しているでしょうが、
「ちびっこ」と言われて喜ぶ子どもはいないのになあ、と思います。
どうも、子どもを 自分たち世間の一員として認めるよりも、
「まだまだ小さい人たち」という感じを受けます。
今度は、反対?のこと
「ライオンに餌をやる会」「夜中の動物園を見る会」「国会の議長の
椅子にすわれる集い」などあります。「いいなあ、いいなあ、参加し
たいなあ」とわくわくしますが、参加条件がすべて、「○才以下の
小学生」もしくは、「小学生の親」みたいなものです。
これは、差別です。大人差別です。子どもを甘やかすな。老人も
甘やかしてくれい。
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【3】関連コラム「みせかけの身長」(教員採用試験)
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/saiyou1.htm)
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僕は今年教員採用試験に合格しました。
試験を受ける前,予想問題を見てうんざりした経験があります。
でも,一歩思考を変えるとこれほど面白い勉強はないと思いました。
例えば教育法令。これこそ暗記の極みだと感じたものです。しかし
教員になった後,自分で何か提案したり制度を変えようと思った場合
問題になるのは制度上の法律です。だから法律は学ばなくちゃいけない。
実際僕も大学時代の教授にメールを送って,
「義務教育年限の廃止は今提案されているか?」
などと熱い討論をした記憶があります。
また心理の勉強。これはすごく大事だと思います。子供の発達過程を学ぶ事は
適切な教育をする上で必要不可欠です。
エリクソンやフロイトの説明している概念だけを暗記しても全く役に立たない
のは当たり前。
それに関連する本を読むべきです。
さらに僕は英語科を目指していたので,TOEIC TOEFL の試験を受けまくりました。
英字新聞も毎日読みました。そうするとやらなければいけないことが次から次へと
でてきました。
世の中みんな暗記暗記と唱和しますが,暗記したくなくても自然と必要な事を記憶
できるような勉強法を自分で発見するべきです。
実際使ってみようという視点で勉強すれば,教員採用試験ほど利用価値の高い勉強
はないと思いますよ。
【編集者注】
ご意見を下さったTさんからの教員採用試験に関しての推薦の本があります。
ご覧になりたい方は下記のアドレスに保存しています。
http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/GOIKEN38s.htm
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【4】編集人ひとこと
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■昨日このコーナーで下記のように書きました。
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内閣が改造されて、新「大臣」が誕生しました。
そう言えば、歴史で学んだ蘇我馬子は「大臣」(おお・おみ)でした。
「大臣」を「おお・おみ」から「だいじん」と読み替えたのは、いつから
なのでしょうか?
うーん、昨日まで不思議とも思わなかったなあ。
実は不思議と思わせない教育が受験システムのねらいかも・・。
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すると早速、Kさん(中学校の先生)からメールをいただきました。
「おお・おみ」と「だいじん」についての解説のメールでした。
すごい知識だなあ、と驚かされました。
そう言えば、子どもの頃、「先生はすごく物知り」だと信じていました。
それが、「先生という特別な大人(子どもの頃の僕の感想)」への憧れの
一つの要因でもありました。
ありがとうございました。
なお、詳しい解説は下記HPに保存しています。
http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/GOIKEN38s.htm