私の母親が満州からの引き揚げ者だからなのですが、引き揚げの時には
いつ誘拐されるか判らない危険があった中を生き抜いた経験上、人混みの中では
小学生になるまで決して私の手を離すことはありませんでしたし、4年になる
頃までは目を離すことはありませんでした。自分がそういう中を生き抜けば
自然とそうなるみたいです。
また私自身が今の社会に違和感を持っているのですが、子供の犯罪が親の責任だと
考えている人が非常に少なくなっていると思います。子供と親は別の人格だから
犯罪を犯したのは子供であって親ではないという意識があるのではないかと思います。
今の民主主義のことを考えればそれがよいのか悪いのか、私にはそこまでは言えません。
ただ、それにより責任逃れをしている親が多いことは間違いないと感じてます。
私の祖父母は明治の生まれで、父方の祖父母は育ちまで明治の人でした。そういう古い
考えに接してきたから上のような考えをしているのですが、時代遅れの感は否定でき
ません。でも、何かしらの違和感を感じるのです。
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【2】「聴診器のある風景」(家庭教育)について
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/tyousinki1.htm )
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はいつさん、こんにちは。
おたふく風邪、大変だったようですね。
もう、完治されたのですか?
これからも、体力つけて楽しくて為になるコラムを書きつづけてください。
おたふく風邪でダウンされている時でさえ、子供との接し方について
考えてしまうはいつさんの姿勢には尊敬の念すら覚えます。
私は今、養護学校に勤めています。
今日のコラムは、学校に慣れてきた私にとって耳の痛いものでした。
この続きも楽しみです。
常に初心を忘れずに生徒に接していきたいと改めて思いました。
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【3】「佐藤君のマラソン」(子ども達)。「天の配剤」(教師)について
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/marason.htm )
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/tennohaizai1.htm )
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わたしは6年生の息子と4年生の娘の母親です。
出来るだけ、我が子を客観視しながら育てたくて
いろいろな教育のサイトを訪れては、気持ちの整理をしています。
HPの方もよく覗かしていただいております。
コラムでは『佐藤君のマラソン』『天の配剤』がお気に入りです。
はいつさんの書かれる文章は大変シンプルで
わたしのような単なる一母親にもわかりやすく
心にすーっと染み込んでいく思いがいたします。
あしたは運動会!
走りが苦手な息子の小学校最後の運動会です。
『日本一ダメな一番よりも日本一素晴らしいビリッコ』をめざして
持っている力を出し切った息子に
心をこめて、“頑張ったね!”と笑顔で誉めてやりたいと思っています。
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【4】「おはようからの安全・ご意見録14」(保護者)について
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/anzen1.htm )
( http://www.yukichi.ne.jp/~deko/colums/GOIKEN14.htm )
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こんにちは、はいつでこさん。
こちらのDaily教育コラム、いつも楽しみに読ませていただいています。
教育に対して、真剣、かつ前向きに考えた方々の意見の多いこのDaily教育コラムを
読み、毎回、私自身の意見が触発されています。
今回の『【1】「おはようからの安全」(安全管理)について』を読み、これまでの私
の考えと、同調する部分があまりに多いのに驚き、今回、メールさせていただいた次
第です。
>いわゆる先進国といわれている国の中で,保護者が送り迎えを
> しないで子供を学校にいかせられる国というのは,ほとんどないのです。裏をかえせ
> ば,それほど日本という国は安全な国だったのです。これは,日本人の道徳心と地域
> 共同体(稲作共同農耕社会による)によるものと私は考えているのですが,現代社会
> はそれが崩壊してしまっているため,こんな変な事件がたくさんおこってしまってい
> ると思っています。
その通りではないかと思います。
社会の流動化による「地域共同体」の崩壊は、それまでその地域では絶対であった道
徳観を失わせてしまいました。
かつての社会は、慣習による法律が、しっかりと守られていました。
その理由は、その地域では誰もが守って当然である法律を、もし破れば、その社会全
体から反発されてしまう、そんな不安からでしょう。
しかし、価値観の多様化した社会では、その規則を破ったとしても、その破る自分を
認めてもらえる場所へと移動すれば、どうにでもなります。こっちの仲間がいやなら、
あっちの仲間に移れば良いのです。むしろ、ある種の犯罪を犯すことに、ステイタス
を感じる集団がいたならば、犯罪はプラスの価値を持つことにもなりかねません。
道徳観の多様化。
犯罪すら価値を持ってしまう程の多様化は、正直、集団として暮らすには向いていま
せん。いや、むしろ、危険でしょう。
そうならないために、いや、既にそうなってしまっている社会を安全な社会に作りか
えるためには、地域住民の確立した規則と確固たる信念が必要かと思います。
その規則を破れば、地域の協力が一切なくなってしまう。そんな暗黙であれ、規則化
されているものであれ、確実に行われる罰則も含めた規則です。そして、その規則を
確実に守ってゆこうとする信念です。
そして、その地域集団の単位として、学区やPTA単位の活動が良いのではないかと考
えます。学校は、各地域ごとにあり、しかも、子供の安全を守るという共同した目標
が、既に存在するからです。
そして、地域の共同体の意識が高まれば、子供達の教育に対する各家庭の負担は、必
ず減っていくものと考えます。
子供達が、安心して暮らせる社会を創るために、そろそろ一人一人が他人まかせでは
なく、真剣に、かつ前向きに、解決方法を探し、具体的に実行してゆくべきでしょう。
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【5】編集人ひとこと
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■僕の娘の学校では来週「プール開き」が行われるそうです。
梅雨の真っ盛りだし、九州とはいえ、まだ寒いです。
だから、「なんだか、早いなあ。」と思います。
学校行事はあわただしく、せかせかとこなされていくような気がします。
子どもの背中にも先生の背中にもネジがついていて、めいっぱいにネジが巻かれているみたいです。
■思わずうなった子どもの発言集(7)
場面:「○○党は国民のみなさまのために戦います。」という選挙演説を聞いてMさん(7歳)
発言:「○○党は国民のみなさま以外の人と戦うんやろ、じゃあ外国人と戦うんやろか?」
これが7歳の発言でしょうか、、。驚いてしまいました。